ブログ:サステナビリティ
もう無視出来ない!知っておきたいコーヒー2050年問題〜コーヒーが飲めなくなる未来〜
「コーヒー2050年問題」って聞いたことがありますか?地球の温暖化による環境変化で2050年には今と同じようにコーヒーが楽しめなくなる可能性があると言われています。コーヒーが大好きなあなたにこそ、どんな問題かこの機会に知ってもらえたらと思います。改めてONIBUSの取り組みも見てもらえたら嬉しいです。コーヒーを楽しみましょう!

ONIBUS サステナビリティレポート~2021年の活動報告~
今年の6月から毎週木曜に欠かさず公開していたオニバススタッフによるブログ記事ですが、CSO(=チーフサステナビリティオフィサー)である山田のターンは今回が今年最後の記事となります。CSOとしては、やはりサスティナビリティ関係の記事で締めたいものです。という訳で、2021年にオニバスコーヒーが行ってきたサステナビリティ活動をまとめてご紹介します!

自転車記事へのQ&A!〜自転車の種類と色々な楽しみ方を紹介します!〜
気づくと今年も終わりに近づき、時の経つスピードに驚いている筆者です。今年の7月に書いた「バリスタが語る自転車通勤のススメ!〜6年間自転車通勤をして感じるメリットとは?〜」はとても大きな反響を頂き、店頭でも声をかけて頂くことが何度もありました。本当にありがとうございます。 そんな中で、もっと自転車のことを聞きたい!やここが分からない!という声を多く頂いたので箸休め的に少しお話しようと思います。 1、自転車の種類を説明して欲しい この質問がとにかく多かったです。自転車の種類。これは本当にたくさんあります。端的にこれの回答をするとすれば、「用途」の違いがあります。 コンクリートなどの舗装路をとにかく速く走ることを目的としたロードバイク、街中をある程度快適かつスピーディーに移動するためのクロスバイク、林道や泥、岩などの未舗装を速く走る為のシクロクロスバイク(グラベルバイク)、さらに険しい山々を乗り倒す為のマウンテンバイク、元々は競輪競技から派生したピストバイク(シングルスピード)の5種ほどが大きいところになります。それぞれを少し簡単に説明します。 ①ロードバイク スポーティーでグングン進みます。 ロードバイクのメリットは何といっても快適にグングン進むこと。とにかく速く移動できるように設計されています。ピタピタのジャージを着て走ってるのを想像できるあの感じがまさにロードバイク。デメリットはタイヤが細いのでパンクする可能性が高く、またスピードを出す為にしんどい体勢を続けないといけなかったりします。 身体的にも求められますが、まさにスポーツ!といった感じでしょうか。通勤や趣味でガッツリ走りたい人にはいいかもしれません。 ②クロスバイク 街で乗りやすくカゴなども付けやすい形が多い。 クロスバイクは、このブログを読む方にとって一番身近になるかもしれません。ロードバイクよりももっと街での使用をメインに考えられており、タイヤが少し太くパンクのリスクが少なかったり、フレームの設計も上体が上がるように出来ており、視野が広くなるのがメリット。ロードバイク程はグングン進みませんが、ある程度快適に進みますし、価格も抑え目なものが多いので、とりあえず乗ってみたい人にはピッタリです。 ③シクロクロス(グラベルバイク)とマウンテンバイク グラベルとは悪路という意味。川だって走れます。一応筆者です。 この辺りはかなり趣味的なジャンルとも言えます。街や舗装路ではなく、山を中心とした未舗装の道を走るのに適した設計でタイヤが格段に太く、林道や、川、泥、岩なんでも走り切れます。タイヤが太い分重くなるのでスピードは出しにくいですが、パンクの心配はかなり少ないです。 筆者がメインで乗るのもこのグラベルバイク。タイヤが太いので安定した走りかつゴツい見た目が男心をくすぐりますよ。 ④ピストバイク(シングルスピード) シンプルですっきり。きれいなフォルムに一目惚れ多数。 ピストバイクは少しやんちゃなイメージがあるかもしれませんが、元々は競輪競技からきています。なんといっても特徴的なのはギアがありません!それゆえ、削ぎ落とされたシンプルな見た目がなんとも言えない造形美です。また、ピストバイクは固定ギアといって後ろにペダルを踏むと、後ろに下がります。つまり回り続けるペダルを脚の力でコントロールしつつこぐことになるので、身体的なパワーを求められます。独特な乗り味は是非試してみて欲しいところです。 自転車の種類は「用途」が違うというのが何となく分かりましたでしょうか。好みに合わせて選べるのが魅力の一つでもあります。興味のある方向に振ってもいいですし、見た目で選んじゃうのも楽しかったりします。是非自分に刺さる自転車を選んでみて下さいね。 2、通勤以外の自転車楽しみ方 舗装路だけが道じゃない。進まないところは押していきます。 通勤での自転車に慣れてきて何か他のことしてみたい!これもよく聞きました。 実は色々なアクティビティがあるのですが今回はその中でも、今流行っているものやグループライドと呼ばれるグループで自転車に乗ることなどを紹介してきます。 ①最近ブームのバイクキャンプ 自転車に荷物を積んで走る。なんとも男心をくすぐります。 一つ目のおすすめはバイクキャンプです。自転車にテントや寝袋などを載せて、近場のキャンプ場まで自転車で移動そしてキャンプをするという楽しみ方です。必要最低限の荷物を考えたり、行くまでのルートの選定、着いたときの達成感など魅力は色々詰まっています。何よりも自然の中で飲むコーヒーは美味しい! いわゆる一人でのキャンプを楽しむソロキャンのひとつの方法としてもかなりブームがきてます。キャンプまではいかなくても焚き火台だけもって河原でコーヒーでも飲みながら友人と火を眺めるのも良いですね。 ②少し離れたコーヒーショップに行ってみる...

【2024年サービス終了いたしました】「CUPLES」リユースカップでテイクアウトの新しい習慣...
CUPLESはリユーザブル(=繰り返し使える)カップをシェアするサービスです。環境に配慮しつつ、気軽にテイクアウトでコーヒーを楽しんでもらうために誕生しました。オニバスコーヒー各店舗、アバウトライフ、その他ショップの垣根を超えてサービス開始現在は27店舗が加盟しています。ぜひご活用ください!

スペシャルティコーヒー豆の「量り売り」はじめました!〜必要な分だけ、お得なコーヒー豆の買い方〜
お気に入りのタンブラーを持ってコーヒーショップにコーヒーを買いに行く人が増えています。デザイン性と機能性に優れたタンブラーを利用することで、コーヒーライフが豊かになるだけでなく、使い捨て容器の削減につながったり、ドリンクがお得に買えたり。マイタンブラーによる様々なメリットはこちらの記事でもご紹介した通りです。 そして、みんなが嬉しいこのアイデアを豆を販売するときにも使いたいと考え、この度オニバスコーヒーの各店舗で、容器を持参のお客様にコーヒー豆(粉)の「量り売り」サービスを始めることにしました! 脱パッケージへ オニバスコーヒーでは、2020年から「サスティナビリティ担当」を設けています。活動の一環として環境負荷を削減するためにプラスチック製品をできるだけ使わない取り組みをすすめていて、2020年秋にコーヒー豆のパッケージの素材を *生分解性のものに切り替えました。結果として、それまでの石油由来プラスティック製のパッケージの使用はほぼゼロにすることができました。 *生分解性・・・土中などの微生物のはたらきによって無機物(水と二酸化炭素)に分解されること しかしながら、生分解性であってもパッケージは「使い切り」であることに変わりありません。環境省の調べでは、家庭から排出されるごみの半数以上が容器や包装だったという調査結果も出ています。その上、資材の輸送にかかるエネルギーも考えると、本質的な課題解決のためにはもう一歩踏み込んだ取り組みが必要だと思っていました。 私の所属する八雲店には、以前から空き容器や保存バッグを持参してコーヒー豆を買いに来てくれるお客様が複数いらっしゃいました。素晴らしい心がけとアイデアに感心しつつ、この素敵なアクションをもっとたくさんの人に知ってもらえば、「パッケージを必要としない豆の売り方ができるのでは?」という期待を感じました。 そして、私たちオニバスコーヒーでは、「お客さまに容器を持参してもらうことを推進するために何ができるか」を考え、「量り売り」のアイデアに至ったのです。 サスティナブル意識の高いサンフランシスコや、ヨーロッパにおけるパッケージフリー化を牽引するフランスでは「バルクショップ」と呼ばれる量り売りの店が日々の生活に浸透しているといいます。日本でもオーガニック食品や日用品などの量り売り専門店も増えているので、利用したこともある人もいるのではないでしょうか? サスティナブルでお得な量り売り 私たちがいくら「サスティナブル」な取り組みとして、「量り売り」を提案したところで、お客様に行動していただけなければ意味がありません。オニバスコーヒーでは街のコーヒーショップとして、社会・環境のために何ができるかを考え、できれば循環に繋がるような仕組みを作っていきたいと考えています。そこで、お客様が気軽に「量り売り」でコーヒー豆が購入でき、環境にも優しい提案を用意しました。 ・10g単位から買える パッケージングされたものは100g・200g・500g・1kgと内容量が決まっていますが、量り売りではコーヒー豆を10g単位で販売しています。 「200gじゃ少ないけど500gだとちょっと多い」 「いろんな種類のコーヒー豆を少しずつ試したい」 「キャニスターにぴったり収まる量だけ購入したい」 など、お客さまの本当に必要な量に合わせて購入できるので無駄がありません。「1杯だけ飲みたいから10gだけ」でももちろんOKです。「今回はこの種類とこの種類の豆を飲み比べてみよう。」なんてことも気軽に楽しめて、様々なコーヒーを楽しみたい方にもおススメの購入方法です。 ・通常価格よりお得に買える 今回の取り組みにあたりオニバスコーヒーでは、パッケージやラベル分のコストをコーヒー豆の価格に還元することにしました。豆の種類や購入量によりますが、パッケージングされたものより数十円ほどお得にお求めいただけます。 「容器を持ってくるのはちょっと面倒」「周りにやってる人がいないから...」その気持ちも理解しています。だからこそ、お客様のハードルをぐっと下げることができればと思っています。 量り売りでコーヒー豆を購入してみよう! ではお店でどのように購入するかご説明。利用方法はとっても簡単ですよ! ①家にある容器を持参する ↓↓↓ ②コーヒー豆(粉)の種類と量を決める ↓↓↓ ③お会計 たったこれだけ。...

コーヒーカスから作る培養土"COFFEE SOIL" ~廃棄物を「資源」に変えるオニバスの取り組み~
「年間2300万トン」 この数字はコーヒーの生産と消費によって発生する廃棄物の量。量もさることながら、抽出後のコーヒーカスからは、温室効果ガスの一種であるメタンガスを発生させることが知られており、環境問題にも発展しています。あまり知られていませんが、海外ではこの「コーヒー廃棄物」に関して先進的な取り組みが積極的に行われています。 フィンランドのスタートアップRENSはコーヒーカスから強度の高い糸を開発。 デンマークのKaffe Buenoは、グルテンフリーの小麦粉「Kafflour」を。 ベルリンのkaffeeformや、シドニーのHuskeeはコーヒーかすからコーヒーカップを。 ベトナムShoeX Coffeeは、コーヒーカスを使った素材で、靴やフェイスマスクを製作販売。 SDGsが叫ばれるいま、持続可能な社会を実現するために、コーヒー業界でも様々な取り組みが行われています。オニバスコーヒーでも、廃棄されるコーヒーカスを培養土にアップサイクルしたプロダクト「コーヒーソイル」を去年から製造・販売を行っています。「アップサイクル」とは、役目を全うした「本来ならば廃棄されるような物」を再利用し、価値の高いものに姿を変えること。 コーヒーカスを捨てずに循環させるこの試みは、昨年の第一弾リリース時に多くの反響をいただき完売しました。2年目となる今回も先日ついに完成!オニバスコーヒーの店頭やオンラインショップで販売再開しています。 今回はコーヒーカスから作る培養土"COFFEE SOIL"ができるまでのお話です。 オニバス”COFFEE SOIL"の始まり オニバスコーヒーではドリップコーヒーを1杯作るために13gのコーヒー豆を使用しています。仮に1日100杯ドリップコーヒーを淹れたとすると1日1.3kg、1ヶ月ではなんと約40kgのコーヒーカスが出る計算になります。このコーヒーカスはオニバスコーヒーから排出される廃棄物の多くを占め、事業廃棄物として処理することになります。 しかしコーヒーはもともとは農作物。コーヒーカスも植物性の有機物であり、微生物の力を借りて分解すれば自然に還るもの。水分を含んでずっしりと重たくなったコーヒーカス入りのごみ袋を毎日捨てながら、環境負荷の大きい焼却処理にするのではなく「有機資源」として有効活用させる手段はないかと模索していました。 そこで出会ったのが、原宿・渋谷・恵比寿などの都市での農業活動を通じてコミュニティを創っている非営利団体Urban Farmers Club代表の小倉さんです。そして小倉さんのご紹介で、東京都三鷹市で鴨志田農園を営む鴨志田さんにもご協力いただき去年からオニバスコーヒーから出るコーヒーカスを使った”COFFEE SOIL"作りが始まったのです。 オニバス”COFFEE SOIL"の作り方 COFFEE SOILといっても、コーヒーカスをそのまま撒くと、腐敗して異臭を発したり、土中のバランスを崩し植物の成長を阻害したりと逆効果になってしまいます。 そこで重要なのが「堆肥にすること(=コンポスト)」。堆肥化とは有機物を土中や空気中の微生物のはたらきで「完全に分解すること」です。完全に分解したものは安全に土に還り、さらには土中の環境を整えることができるのです。農作物の残渣を堆肥にして土に還す循環農法は昔から行われており、一部のコーヒー農家ではコーヒー豆を精製する際に排出されるコーヒーチェリーの果肉を堆肥化させて有機肥料として使っている例もあるんですよ。 では、実際の”COFFEE SOIL"作り方をご紹介します。 ・材料を集めて乾燥させる 昨年11月、まずは材料となるコーヒーカスを集めることからコーヒー堆肥づくりは始まりました。 今回仕込んだのは、奥沢・中目黒・八雲・渋谷・外苑前(今年3月閉店)の5店舗分のコーヒーカスと、焙煎時に排出されるコーヒーの薄皮です。コーヒーカスは、堆肥化しやすいように他のゴミと完全に分別してから、各店舗である程度乾燥させて収集。1週間で約280Lもの量になりました。...
