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スペシャルティコーヒー豆の「量り売り」はじめました!〜必要な分だけ、お得なコーヒー豆の買い方〜
お気に入りのタンブラーを持ってコーヒーショップにコーヒーを買いに行く人が増えています。デザイン性と機能性に優れたタンブラーを利用することで、コーヒーライフが豊かになるだけでなく、使い捨て容器の削減につながったり、ドリンクがお得に買えたり。マイタンブラーによる様々なメリットはこちらの記事でもご紹介した通りです。
そして、みんなが嬉しいこのアイデアを豆を販売するときにも使いたいと考え、この度オニバスコーヒーの各店舗で、容器を持参のお客様にコーヒー豆(粉)の「量り売り」サービスを始めることにしました!
脱パッケージへ
オニバスコーヒーでは、2020年から「サスティナビリティ担当」を設けています。活動の一環として環境負荷を削減するためにプラスチック製品をできるだけ使わない取り組みをすすめていて、2020年秋にコーヒー豆のパッケージの素材を *生分解性のものに切り替えました。結果として、それまでの石油由来プラスティック製のパッケージの使用はほぼゼロにすることができました。
*生分解性・・・土中などの微生物のはたらきによって無機物(水と二酸化炭素)に分解されること
しかしながら、生分解性であってもパッケージは「使い切り」であることに変わりありません。環境省の調べでは、家庭から排出されるごみの半数以上が容器や包装だったという調査結果も出ています。その上、資材の輸送にかかるエネルギーも考えると、本質的な課題解決のためにはもう一歩踏み込んだ取り組みが必要だと思っていました。
私の所属する八雲店には、以前から空き容器や保存バッグを持参してコーヒー豆を買いに来てくれるお客様が複数いらっしゃいました。素晴らしい心がけとアイデアに感心しつつ、この素敵なアクションをもっとたくさんの人に知ってもらえば、「パッケージを必要としない豆の売り方ができるのでは?」という期待を感じました。
そして、私たちオニバスコーヒーでは、「お客さまに容器を持参してもらうことを推進するために何ができるか」を考え、「量り売り」のアイデアに至ったのです。
サスティナブル意識の高いサンフランシスコや、ヨーロッパにおけるパッケージフリー化を牽引するフランスでは「バルクショップ」と呼ばれる量り売りの店が日々の生活に浸透しているといいます。日本でもオーガニック食品や日用品などの量り売り専門店も増えているので、利用したこともある人もいるのではないでしょうか?
サスティナブルでお得な量り売り
私たちがいくら「サスティナブル」な取り組みとして、「量り売り」を提案したところで、お客様に行動していただけなければ意味がありません。オニバスコーヒーでは街のコーヒーショップとして、社会・環境のために何ができるかを考え、できれば循環に繋がるような仕組みを作っていきたいと考えています。そこで、お客様が気軽に「量り売り」でコーヒー豆が購入でき、環境にも優しい提案を用意しました。
・10g単位から買える
パッケージングされたものは100g・200g・500g・1kgと内容量が決まっていますが、量り売りではコーヒー豆を10g単位で販売しています。
「200gじゃ少ないけど500gだとちょっと多い」
「いろんな種類のコーヒー豆を少しずつ試したい」
「キャニスターにぴったり収まる量だけ購入したい」
など、お客さまの本当に必要な量に合わせて購入できるので無駄がありません。「1杯だけ飲みたいから10gだけ」でももちろんOKです。「今回はこの種類とこの種類の豆を飲み比べてみよう。」なんてことも気軽に楽しめて、様々なコーヒーを楽しみたい方にもおススメの購入方法です。
・通常価格よりお得に買える
今回の取り組みにあたりオニバスコーヒーでは、パッケージやラベル分のコストをコーヒー豆の価格に還元することにしました。豆の種類や購入量によりますが、パッケージングされたものより数十円ほどお得にお求めいただけます。
「容器を持ってくるのはちょっと面倒」「周りにやってる人がいないから...」その気持ちも理解しています。だからこそ、お客様のハードルをぐっと下げることができればと思っています。
量り売りでコーヒー豆を購入してみよう!
ではお店でどのように購入するかご説明。利用方法はとっても簡単ですよ!
①家にある容器を持参する
↓↓↓
②コーヒー豆(粉)の種類と量を決める
↓↓↓
③お会計
たったこれだけ。
容器はキャニスターや蓋つきの瓶、保存バックなど密閉できるものだとそのまま保存できるので便利です。濡れた状態だとコーヒーの品質に影響が出てしまうので、清潔で乾いた状態でお持ち下さいね。
先述しましたが、豆は10g単位で購入が可能です!単価はコーヒー豆の種類や量によって変わるので、詳しくは店頭のビーンズリストをご覧ください。当店で発行しているビーンズカードは通常通り100gで1ポイントお付けしています。
お客様にお願いするのは容器を持ってくることだけです。あとはスタッフにお任せください。
まとめ
数十年前の日本では、お豆腐やお味噌などは近所のお店にお鍋やボウルを持って行って量り売りで買うものでした。この古き良き時代の習慣が、昨今の「ゼロウェイスト」というムーブメントで再注目されています。日本でもようやくマイバッグが一般的になったように、パッケージフリーの買い物が当たり前になる日も近いかもしれないですよ。
プラなし生活というサイトではコーヒー以外も全国の量り売りショップが紹介されていますので、まずは身近なところから始めてみるのもいいですね。そして、お近くの方はぜひ容器を持ってオニバスコーヒーにご来店ください!
【コーヒー豆の量り売りができる店舗】
量り売りは受け付けていませんが、オニバスコーヒーの豆はオンラインでも購入できますので、一度お試し下さい!