2021.6. 8

超基礎!スペシャルティコーヒーの基本の"き" 〜美味しいコーヒーを淹れるコツ〜

皆様はどんな飲み方でコーヒーを楽しんでますか? 最近よく聞く”スペシャルティコーヒー”をお店でも家でも楽しめる機会がとても増えました。日本や海外の有名コーヒーショップのコーヒー豆もオンラインでフレッシュなものが購入できてすぐに届く時代。さらにはそれぞれのコーヒーショップのレシピなども公開されているうえ、ハンドドリップ、エアロプレス、フレンチプレス、マキネッタなどの従来の抽出方法のものだけでなく、新しい抽出器具もどんどん増えて楽しみ方も無限大。 実は美味しいコーヒーを淹れるためには、レシピの前にとても大切なコツや準備があるのをご存知ですか?ほんの少し手間をかけるだけで、美味しいコーヒーがさらに「グッ」と美味しく本格的なスペシャルティコーヒーを楽しめるようになるのです。                           今回は美味しいコーヒーを淹れるための基本の”き”をご紹介します。是非試してみて下さいね。 1."スペシャルティコーヒー"の豆選び Photo by Tyler Nix on Unsplash 美味しいスペシャルティコーヒーを淹れるために最も大切なものの1つが「豆の選び」です。スペシャルティコーヒーには、生産国や生産エリア・生産者・コーヒーが生育した標高・品種・フレーバーなどが記載されています。スペシャルティコーヒーでは、このコーヒー豆がどこでどのように生産されたかが明確にわかるようになっており、美味しさはもちろん、安心してコーヒーを楽しむことが出来るため、記載を見て豆を選んでみましょう。 生産国だけでなく、エリアや品種、標高なども記載。もちろん焙煎日も。 詳細な記載があるスペシャリティコーヒーの豆選びにおいてに必ずあり、私たちプロが重要視するポイントの1つとしてとても大切なのが「焙煎日」です。「焙煎直後のコーヒーがフレッシュで一番美味しい。」そう思っていませんか?実は、それ間違いなんです。コーヒーは植物の種子であり、生の状態から火を入れて加熱され、皆さんが楽しむコーヒー豆となります。焙煎された直後のコーヒー豆はガスが豆の中に多く含まれており、このガスが含まれることによって味わいがドライに感じてしまうのです。しかし、時間が経つことでコーヒー豆内部のガスが抜け、飲み頃を迎えます。このことをエージングと呼びますが、エージングの大まかな目安はあり、コーヒーロースターごとにベストな飲み頃があるので、店頭で購入される際はぜひ、「焙煎日」を確認して最高の状態の豆を選びましょう。もちろんONIBUS COFFEE各店舗で提供するコーヒーもそれぞれの適切なエージングを取って皆さんに提供しています。ちなみに、ONIBUS COFFEEのコーヒー豆は焙煎日から2週間程度経つとベストの飲み頃となります。 ONIBUSのフレッシュなコーヒー豆はこちらからチェック! 2.全てを計ってみよう Photo by victor muñoz on Unsplash 「豆スプーンすり切り1杯」などでコーヒーを淹れたりしていませんか?これからは「重さ・時間」も計るようにしてみましょう。 色々なコーヒーのレシピを見ると、「コーヒー豆は何g・お湯は何cc・時間は何分で」など様々な数字が出てきますよね。これらは僕たちプロがお店でも実際に行っているとても大切なことであり、お菓子作りや料理で計量が大切にされているのと同様、コーヒーを抽出する際も「計測」を重要視しています。 お店で提供されているスペシャルティコーヒーの抽出はとてもロジカルに考えられていて、コーヒー豆とお湯の比率・濃度・湿度・気温など様々な数字を測って日々検証し、その豆にベストな抽出を行っています。自宅でコーヒーを淹れる際もぜひ、重さ・時間を計ってみてください。全てを計ることで、スペシャルティコーヒーの味を自分好みに調整することができるようになりますよ! 同じ画面で時間と重さが同時に測れるコーヒーの専門的なスケールHARIO V60ドリップスケールがあればベストですが、家にあるキッチン用の量りと、携帯のタイマーを使えば同様のことは簡単に出来ます。色々な豆の量や抽出時間などを試してみて、ぜひ自分好みの味を探ってみてください。 こちらがHARIO...

超基礎!スペシャルティコーヒーの基本の”き”
2021.6. 8

コーヒーショップとしてのエシカルな取り組み ~ オニバスコーヒー × サスティナビリティ ~

  オニバスコーヒーではなるべくプラスチックを使わないことを決めました。 海洋マイクロプラスチックのことや資源の枯渇などここ数年で顕著になってきた国際的な問題に企業、コーヒーショップの責任として取り組みたかったからです。 プラスチックは耐久性や加工のしやすさ、経済面でも優れているためコーヒーショップでは当然のように必要な素材でした。しかしながらプラスチックを使用したテイクアウトのカップ・リッド・ストロー・コーヒー豆の袋などは基本的には使い捨てにされるもので、いってしまえば捨てられるために作られたようなものでした。しかも石油という有限な資源を使って。 石油由来のプラスチックの製造や処理には温室効果ガスの排出がともない、気候変動に大きな影響をもたらしています。打ち捨てられたプラスチックゴミからは劣化していく過程でメタンガスが発生することも研究によって判明しました。また、最近話題になっている海洋プラスチック問題。「World Wide Fund for Nature(世界自然保護基金)」の調査によると、海に漂流するプラスチックごみは合計で1億5000万トンといわれており、対策を行わずにこのままゴミが増え続けると、2050年には海中プラスチックの重量が海に生息する魚の重量を超えるとも言われています。 実は、日本はプラスチックの生産量が世界第3位、1人当たりの容器ほ包装プラスチックごみの発生量は、世界第2位であることをご存知ですか? そう、私たちはこの問題に対して、国際的な責任を持たなければならない立場にあるのです。 エシカルな取り組み ~ 私たちの想い ~ 美味しい1杯のコーヒーができるまでの道を遡ってたどり着くのは、日本から遠く離れた中南米やアフリカの国々。オニバスコーヒーでもできる限り農園を訪問し、たくさんの生産者に直接お会いしてきました。 農作物であるコーヒーは、環境の変化を受けやすい飲み物でもあります。コーヒーを消費することが、間接的にコーヒー生産に悪影響を与えてはいけないとコーヒーショップで働く私は感じています。コーヒー豆の品質や、安全性・適切性を追跡するトレーサビリティにはこだわるのに、それを飲むための容器はなんでもいいの?というシンプルな問いもありました。 かといってコーヒーは今や人々の暮らしに欠かせない飲み物だし、気軽に誰でも美味しいコーヒーを楽しめるのがオニバスコーヒーのいいところ。「わたしたちが使うなら、お客さまに使ってもらうなら、せめて環境負荷の少ないものを!」ということでオニバスコーヒーはプラスチック素材の製品を別の素材に切り替えることにしました。 オニバスコーヒーの脱プラスチック活動 1.ストロー カフェで使われているプラスチックを想像した時に、一番に思いつくのが「ストロー」ではないでしょうか?数年前から国内外の大手コーヒーショップではプラスチックストローが廃止され、紙製への切り替えも大きな話題となりました。ストローのいらないリッド(蓋)の開発なども盛んに行われています。 オニバスコーヒーで使っているのは素朴な色合いの台湾製サトウキビストロー。台湾ではサトウキビから砂糖を精製した後に残る絞りカスは、産業廃棄物として捨てられていました。それをゴミではなく副資材バガスとしてアップサイクル(廃棄されるものや不要になったものを使用し、別のより良い価値のものに作り上げること)したのがこのストローです。天然成分100%の*生分解性の素材を使っていますが、耐久性もバッチリでにおいもないので味への影響もありません。 *生分解性・・・土中などの微生物のはたらきによって無機物(水と二酸化炭素)に分解されること 4natureという日本の企業が2018年から販売をスタート。プラスチック問題に取り組む製品は共感を呼び、賛同した多くのカフェやレストランがこのストローを使っています。同社では使い終わったストローを回収し堆肥化する取り組みまでを行なっています。資材の調達から使用そして循環までの仕組みを作っているのは素晴らしいですね。 ステンレスストローはカリウッズというニュージーランドのサーファーの女性がはじめたブランドの製品です。世界中で海洋生物を脅かしている海洋プラスチック問題を目の当たりにしたことがきっかけで開発されたストローです。熱伝導の良いステンレス製で、これで飲むアイスドリンクはより冷たく感じられより一層美味しく感じられます。繰り返し使うためのストローで、この商品をきっかけにマイストローを持つ人も増えました。 2.リッド(蓋) テイクアウトやフードデリバリー用の容器にもよく使われるようになった生分解性のユーカリパルプを主原料として作られています。繊維をぎゅっと固めたモールド成型のため、水分で形が変化するようなことはありません。 ちなみに、飲む時はリッドは外した方が断然美味しいです。カフェラテはなめらかなフォームドミルクの口当たり、ブラックコーヒーはふわっと上る香りもお楽しみいただけるので。リッドは持ち運びや保温のために付けてください。 ※現在アイスドリンクのリッドはプラスチック製を使用しています。 3.コーヒー豆リテイルバッグ...

コーヒーショップとしてのエシカルな取り組み ~ オニバスコーヒー × サスティナビリティ ~ーKV
2021.1.25

商品価格改定のお知らせ

いつもオニバスコーヒーをご利用いただき誠にありがとうございます。 この度誠に勝手ではございますが、店頭及びオンラインショップでの販売価格につきまして、 改定させていただくことになりました。 これまでもシングルオリジンコーヒー豆は、取り扱い商品の原価変動に伴い、都度価格を見直させていただいておりましたが、 原材料、製造に関わる諸費用、及び運搬費用の高騰により、やむを得ず現在お取り扱い中の全商品において価格を改定させていただきます。 今回の改定でお客様のご負担が大きくなってしまいますことを心よりお詫び申し上げるとともに、 何卒ご理解をいただき、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。   <新価格での販売開始日> 2021年2月1日(月)より順次変更   <価格改定商品>  各店舗ドリンク価格及びコーヒー豆、お菓子、その他商品    

商品価格改定のお知らせ
2021.1.15

オンラインショッピング、当日配送受付時間変更のお知らせと、海外配送について

オンラインショップをご利用されるお客様へ いつもオニバスコーヒーオンラインショップをご利用いただき誠にありがとうございます。 これまで、オンラインショップの当日配送受付時間を「13:00まで」としておりましたが、 2021年1月18日(月)より、「12:00まで」に変更させていただきます。 ご不便をおかけし誠に申し訳ありませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。   ※海外配送について 現在コロナウイルス感染拡大により、お選び頂いた配送業者によっては一部の国と地域への配送が停止されています。 その場合、配送業者を変更させて頂き、送料の差額を請求させていただきますので予めご了承ください。 なおDHLとFEDEXを利用する場合、土日祝日の発送は行っておりません。休み明けに順次発送致します。   Online shop, notification of change in same-day delivery reception time To our valued customers, Thank you for visiting the Onibus...

オンラインショッピング、当日配送受付時間変更のお知らせと、海外配送について
2020.12. 5

コーヒー豆の袋がコンポスタブルに変わります!

すでに店頭やオンラインショップでのお買い物で手に取られた方もいらっしゃるかと思いますが、販売しているコーヒー豆の袋が新しくなりました! すぐに手に入る石油由来のプラスチック製の袋をこれまでずっと使ってきましたが、何気なく使っているものを環境負荷の少ないものに変えることはできないかと考え、コンポスタブル素材の袋をオーダーメイドで作ってもらいました! 昨年末から準備していたものがようやく形になって嬉しい。。。 色も黒から白へ変わりました。なんだか明るい。 新しいパッケージはFSC認証のクラフトペーパーをベースにPLA樹脂をコーティングし、バルブ素材にはPBSを使用しています。 PLA・PBSとは共に植物由来のプラスチックの一種。石油由来の素材と比べて生成中の二酸化炭素の排出量が少なく、どちらも生分解性で、コンポスト処理などの環境が整えば微生物の働きで二酸化炭素と水にまで分解されます。   飲食店様などへのホールセール用の500g/1kg袋もすでに同素材に切替済み。 こちらは一般のお客様にはなかなかお目見えしませんが、パッケージのパターンをあしらったデザインになっています。シンプルでなかなか可愛い!    ONIBUS COFFEEではコーヒー生豆の選定同様、使う素材を選ぶのもコーヒーショップの責任であると捉え、今までにもストローやテイクアウトカップ、蓋などの素材を見直し環境負荷の少ないものを選んできました。   最近はタンブラーを持ってきてくれるお客様も多くなってきたように感じます。(タンブラー割引もやってますので是非!) ちなみに豆のお求めはキャニスターなど容器の持参も大歓迎ですー!  なるべく繰り返しつかえるものや循環できるものを選んでこれからも美味しいコーヒーを楽しみましょう。   ※一部店舗ではまだ旧デザインのパッケージでの販売となりますが、順次切り替わる予定です。ぜひ手にとってみてくださいね!  

コーヒー豆の袋がコンポスタブルに変わります!
2020.10.24

スタッフ募集のお知らせ 2021.8.31 更新

現在は焼き菓子製造、バリスタポジションのスタッフ募集しています。     ONIBUSでは、「カフェやコーヒーショップがあることで、その街の豊かさを高める」コトを目的に日々お客様と向き合い、コーヒーや焼き菓子など商品を提供しています。 オニバスのコーヒーの味わいや理念に共感できる方ぜひご応募お待ちしております。 今回の募集は来年の春に自由が丘にできる新店舗へ向けての募集になります。現在、奥沢店で行っている焼き菓子製造の本拠地を自由が丘店移設して、お菓子工房併設のカフェをオープンする予定です。 ①バリスタポジション 面接は、トライアルにて選考させていただきます。エスプレッソマシン、フィルターコーヒーを淹れていただきます。 バリスタスタッフは、コーヒー作ることと同じくらい接客やチームワークを重視できる方募集しています。ONIBUSではこの2年間チームビルディングに力を入れていて、ビジョンの共有やそれぞれの目的など話し合ってきました。しっかりとビジョンを持ってまだまだ過渡期のコーヒーシーンを一緒に盛り上げてくれる方を募集しています。 ②焼き菓子製造 経験者で焼き菓子のレシピなど提案できる方 myownでは、スペシャルティコーヒー同様に素材の透明性を大切にしていて、定期的に農家さんを尋ね、どういった方がどのような環境で食材を作っているか理解して、農家さんと繋がりながらのお菓子作りを大切にしています。例えば小麦は栃木の国産小麦で有機JASの認証も受けている古谷農園さんから仕入れています。栃木は他にも有機では難しい苺農家さんの江連さんから素材をいただいて、お菓子作りをしています。仕事内容 : 店舗運営、接客、バリスタ、焼き菓子製造勤務場所 :バリスタスタッフ 要相談 / 焼き菓子スタッフ 奥沢店雇用形態 : 社員候補、アルバイト交通費 : 支給 (上限あり)勤務日数 :週5日 【採用までの流れ】・書類選考の上面接、経験者の方はトライアルを行わせて頂きます。・履歴書、自己PR文、その他をメールにてお送り下さい。採用担当 坂尾 (さかお)job-offer@onibuscoffee.com ※ 募集書類は返却致しません、ご了承ください。※ 書類選考の上、面接にお進み頂く方のみご連絡させて頂きます。  

スタッフ募集のお知らせ 2021.8.31 更新