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ONIBUS COFFEEの歴史〜2012年誕生から現在に至るまで、店舗展開の話〜

ONIBUS COFFEEの歴史〜2012年誕生から現在に至るまで、店舗展開の話〜

皆様、明けましておめでとうございます!年末年始はいかがお過ごしになられましたでしょうか。

私自身、2年ぶりに実家に帰ることができ両親や兄弟・甥っ子姪っ子に会い、幸せな時間を過ごすことができました。(お年玉の存在に悲鳴をあげていたことはさておき)

さて、2022年も幕を開けましたね。新年一発目のブログ記事はどんな内容でスタートしようかなと考えていたのですが、今月でオニバスコーヒーは生誕10周年を迎える年月であること皆様ご存知でしたでしょうか。さらに今年は新たな店舗のオープンも控えています。

ということで今回の記事は、オニバスコーヒーができてから今現在に至るまでの店舗展開のお話です。この記事を読んで、少しでも我々の歩みを知ってもらえると嬉しいです。

2012年1月27日 ONIBUS COFFEE 奥沢店 オープン

2021年1月27日 ONIBUS COFFEE 奥沢店 オープン

今からちょうど10年前、オニバスコーヒーは東京都世田谷区奥沢にオープンしました。東急目黒線の奥沢駅のすぐ側で線路沿いにあります。自由が丘駅からも歩ける場所ですが、その賑やかな雰囲気とは打って変わった落ち着いたエリア。

小さな店内には、「LA MARZOCCO(ラ・マルゾッコ) strada EP-2」という当時としては最新鋭のエスプレッソマシンと、赤いボディが印象的な「DIEDRICH(ディードリッヒ) 3kg」の焙煎機が置かれており、席数は3席ほど。

オープン当初奥沢店

(写真に写っているのは当時の奥沢店マネージャー・橋本)

オープン当初は代表の坂尾が一人で始めたお店ですが、そこから生まれたコミュニティーが次第に広く・深くなっていき、今となっては奥沢店からの10年来の常連様方や、一緒に仕事をするようになった仲間も数知れず。

まさにオニバスコーヒーのルーツはここにあります。

2014年5月31日 ABOUT LIFE COFFEE BREWWERS オープン

2014年5月31日 ABOUT LIFE COFFEE BREWWERS オープン

東京都渋谷区道玄坂に突如現れたコーヒースタンド。黒塗りのシックな柱とスタイリッシュな外観が通行人の目を引きます。着席する場所はほぼなく、スタンディング形式でコーヒーをサクッと飲んでいける場所でありながらも、時には作品の展示やお花のPOP UPなど、一見コーヒーとは関係なく思える様変わりなコラボレーションをしたり、はたまた国内外からゲストバリスタを招き、コーヒラバーによるコーヒーラバーの為のスペシャルデイがあったり。

どれもこれも、コーヒーが繋いでくれた人たちとの意気投合で、素敵な空間を作り出しています。

ALCB POP UPフォーカス店 

(過日のPOP UP”フォーカス”展)

さらにABOUT LIFE COFFEE BREWEWRS(以下:ALCB)は、オニバスコーヒーの実店舗でありながらも、他社ロースターのコーヒー豆を扱い、提供・販売をしています。現在は、山梨県にあるAKITO COFFEE・京都府にあるSTYLE COFFEEの2社のコーヒー豆を飲むことができます。

ALCB コーヒー豆

これもALCBならでは。これからのコーヒーシーンを創り上げていく同世代のコーヒーロースターとの交流がより一層深まり、発信していく場でもあります。こらからのALBCの動きも、楽しみですね!

2015年11月26日 RATIO COFFEE&CYCLE オープン(2021年3月閉店) 

2015年11月26日 RATIO COFFEE&CYCLE オープン(2021年3月閉店)

東京都渋谷区神宮前。全面ガラス張りで開放感のある店舗がオープンしました。その名も「RATIO COFFEE&CYCLE(以下:RATIO&C)」。ここは店名の通りコーヒーと自転車をメインとした店舗。この場所は元々ブリヂストンサイクルのショールームだったのですが、2015年のリニューアルと共に一緒に創り上げたコンセプトショップです。

広々とした店内ではゆっくりコーヒーを飲みながら作業や読書ができたり、最高な乗り心地の自転車「NEO-COT」(現在は生産中止)を、オーダーメイドで作ることができました。自転車の話は、、、ご存知の通り詳しい者がおります。種類などに関してはこちらの記事も!

RATIO&C 店内

店内には自転車を駐輪できるスペースがあり、サイクリングついでにふらっと立ち寄れるのも魅力の一つ。大切な自転車を見守りながらゆっくりとコーヒーを楽しむことができるので、週末には多くの自転車乗りの方達で賑わいました。

また、幅広いテーブル席ではドリップやカッピングなどコーヒーに関するセミナーの開催や、ランゲージエクスチェンジ(言葉を教え合いながら様々な国の人たちと交流する会)など、他の店舗ではできないようなイベントを積極的に行っていました。

当初から期間限定であることが決まっていたこの店舗は、2021年3月、惜しまれながらも閉店を迎えました。筆者自身、オニバスの働き始めはRATIO&Cでしたのでここでの忘れられない出会いや思い出がたくさんあります。語り出すとキリがないので、割愛しますね、、。

2016年1月21日 ONIBUS COFFEE 中目黒店 オープン

2016年1月21日 ONIBUS COFFEE 中目黒店 オープン

東京都目黒区上目黒、中目黒駅から程近い立地に中目黒店がオープンしました。元々古民家であったこの屋形はなんとも風情がありますが、店内には新たな焙煎機、「DIEDRICH 12kg」が鎮座。オニバスコーヒーが4年目を迎えたタイミングでもあり、ありがたいことにお客様や卸先も増え始め、奥沢店での焙煎が手狭になっていた頃でもあります。

中目黒店 焙煎風景

当時の中目黒店は午前中に焙煎をしている日がほとんどで、日当たりの良いテラス席には焼きたての香ばしいコーヒーの香りが漂っていました。

店舗の隣は公園なので、遊びにきているお子さんやお母様たちが立ち寄ってくれたり、国内外から目掛けて足を運んでくれるお客様、日常的にコーヒーを飲みにきてくれる常連さんが日々行き交うような、活気のある店舗となりました。

桜の時期には、お花見に来られる方がコーヒーを飲みに来てくれさらに賑わいをみせます。

中目黒店 改装後

そんな中目黒店は今、八雲店がオープンしたタイミングで焙煎機を移動した関係で、すっぽりと空いた空間を2019年9月にリニューアルしました。オープン当初から焙煎所として定着していた中目黒店がそうではなく新たなスペースとして生まれ変わった、少し寂しくもありこれからの展開が楽しみな、そんなタイミングでもありました。

2018年12月 奥沢店リニューアル・「myown(マイオウン)」スタート

2018年12月 奥沢店リニューアル・「myown(マイオウン)」スタート

過去の記事でもお伝えしてきました自社お菓子ブランドmyown。2018年、一号店の奥沢店のリニューアルと共に併設されました。

コーヒーにおけるトレーサビリティ・サスティナビリティを大切にする私たちは、普段口にする食材一つ一つにも安全と安心をお届けすることが必然。コーヒーと相性抜群なお菓子で生産者と消費者を繋ぐ、新たなストーリーがまたここから再始動しました。(myownについては、こちらの記事もご覧ください)

奥沢店リニューアル・myown(マイオウン)

各店舗で販売している大人気の定番お菓子も、奥沢店でしかお目にかかれない限定のお菓子もシーズンにあわせて盛りだくさん。美味しいだけではなく素材にもしっかりと透明性をもったmyownのお菓子は、今となってはオニバスコーヒーになくてはならない存在です。

2019年5月29日 ONIBUS COFFEE 八雲店・ロースター オープン

2019年5月29日 ONIBUS COFFEE 八雲店・ロースター オープン

今現在、オニバスコーヒーの旗艦店となっている八雲店・ロースター。優しい木の温もりが溢れたカフェスペースと、併設しているファクトリー感のある焙煎所が、東京都目黒区八雲という土地に堂々とオープンしました。

八雲店店内

最寄りの都立大学駅からは徒歩約15分掛かるので、決して行きやすい場所とは言えませんが、住宅街ということもあり近隣にお住まいの方々や、近くの駒沢公園を利用される方々、車で移動中の方がさくっと寄ってくれるなど、様々な場面で活用してもらえているのを感じます。登下校中の小学生の子たちがお喋りしに来てくれるような、ほっこりする場面も。

そして店舗の2階部分には、社内・卸先様にも使っていただけるトレーニングルームがあります。なんと恵まれた空間、、、と働きながらも実感。

さらには、海外から来たゲストに泊まってもらえるようにと作った、ベッドルームとシャワールームもあります。

八雲店床材

八雲店の床材には、千葉県香取市にある「寺田本家」さんから譲り受けた100年前の酒蔵の古材を再利用しています。実はその古材、オニバスメンバーで製材しています。代表・坂尾の実家が大工さんということもあり、その工房をお借りして手作業で加工をしました。まさかコーヒーショップで行うとは思いもしなかった、木屑まみれになりながらの大変な作業でしたが、その分完成した時の愛着は計り知れません。(ちなみに筆者も製材しました。)

2022年 ONIBUS COFFEEのこれから

2022年 ONIBUS COFFEEのこれから

ここまでの変遷を辿っってきたオニバスコーヒー。2022年は自由が丘店をはじめ新たな店舗展開が控えており、様々なプロジェクトも随時進めていきます。

今改めて思うと、オニバスコーヒーは店舗によって空間や雰囲気は全く異なります。しかし、私たちが創り出したい・目指したいコーヒーのある世界はいつでも同じ方向を向いており、それを体現するための場所が随所に広がり始めています。そのための店舗展開、と言っても過言ではないでしょう。

どの店舗にいても、”コーヒーが人と人を繋いでいる”場面に出会うことができ、私たちが掲げている目標、”ONIBUS COFFEEがあることでその街の価値を上げる”ことに近づけているのかな、と感じることもしばしば。

ここまでやってこれたのも、チームメンバーの存在はもちろんオニバスコーヒーを利用して下さる皆様のおかげであることを、肌で感じています。

これからもオニバスコーヒーは、留まることなくさらに大きく躍進していきたいと考え続けています。そんな私たちですが、どうか皆様これからも変わらぬご支援よろしくお願い致します!


執筆者:小倉未紀