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"もったいない"のその先へ 〜中目黒三丁目店ゼロウェイストデー〜

2025年3月5日、ONIBUS COFFEE中目黒三丁目店は、いつもと少しだけ違う営業でみなさんをお迎えしていました。「WHAT A WASTE! =もったいない!」をテーマに、ごみを減らすアクションに取り組んだゼロウェイストデーです。
ゼロウェイストへの取り組み
まずは、ごみを出さないドリップを
ONIBUS COFFEEでは通常、ペーパーフィルターを使ってドリップコーヒーを抽出しています。ですが、この日の中目黒三丁目店ではいつものペーパーフィルターの代わりに布フィルターを使用しました。洗って繰り返し使える布フィルターで、ごみを削減します。
布フィルターは、ペーパーフィルターに比べて目が粗く、コーヒーのオイルや微細な成分も通すため、味わいはよりコクがあって口当たりもまろやかになる印象でした。抽出後は水洗いをして氷水につけておきます。こうすることで、布に染み込んだコーヒーオイルが酸化するのを防ぎ、味わいに影響することなく繰り返し使えます。めずらしい藍染めの布フィルターを見て、「かわいいですね」と興味を持ってくださる方も多かったです。
写真: 布フィルターを使ってドリップしている様子
写真: 布フィルターで淹れたコーヒー
アップサイクルでできた「ヴィクトリアケーキ」
この日はお菓子もゼロウェイストテーマにした特別仕様。普段なら廃棄される食材を活用し、新しいお菓子として生まれ変わった「セカンドバニラのヴィクトリアケーキ」です。自由が丘店のパティスリーで毎日炊いているカスタードクリームから出るバニラビーンズを乾燥させたバニラシュガーを使ったスポンジに、余ったエスプレッソを使ったバタークリームとキャラメルソースをサンドしています。コーヒーと相性が良い上品な味わいと、さらに食材を無駄にしないで出来上がった、三方良しのケーキはお客さんからも大好評でした。
写真: ヴィクトリアケーキとドリップコーヒー
繰り返し使えるカップ「Megloo」導入
中目黒三丁目店でもリユースカップ「Megloo(メグルー)」の利用をこの日からスタート。使い捨てカップを減らすためのシステムで、カップをレンタルして使い、返却すると洗浄して再び使われます。加盟しているお店や返却BOXであればどこでも返却可能です。「紙カップは便利だけど、どうしてもごみになってしまうのが引っかかる…」「マイボトルを持ち歩きたいけどいつも忘れちゃう…」という人にはぴったりの選択肢です!
コーヒーかすだって「ごみ」じゃない
エスプレッソを抽出した後やドリップした後に残るコーヒーかすは、普段ならそのままごみ箱行き。でもこの日は、自由が丘店のコンポストで一緒に堆肥化させてもらうことにしました。この日出たコーヒーかす約5キロ分を自由が丘店へ運び、コンポストへ投入。よくかき混ぜ、微生物の力で発酵・分解が進むのを待ちます。最終的には提携農園の奈良山園さんに引き取ってもらい、農園でさらに熟成されたものが堆肥として実際に畑で使用されます。こうやって巡り巡って、私たちのもとへ届く野菜や果物が育てられていることを体感できる良い機会になりました。
◾️自由が丘店で取り組む、コンポストについての過去の記事はこちら
写真: ONIBUS COFFEE 自由が丘店に設置されているコンポスト
写真: 集めたコーヒーかすを投入している様子
写真: かき混ぜている様子
「もったいない」から始まる、新しい一杯のかたち
「もったいない」という思いから、毎日のルーティンをほんの少し変えるだけで、意識も変わるし、新しい選択肢も生まれます。実際にやってみると、非効率的で手間がかかると思っていたことも、意外とシンプルで、意外と楽しいものです。「ごみ」って実はごみじゃないのかも。と考えさせられました。
ゼロウェイストというと、「全部完璧にやらなきゃいけない」と思うかもしれないですが、「できることから、ちょっとずつ」なスタンスでいいんです。「今日のコーヒーはどんなふうに飲もうかな」って毎日のコーヒーが楽しく選択できる街のコーヒーショップであり続けたいです。
text by Misaki Sawada