2025.2. 6
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ONIBUS COFFEE台中オープン〜国境を越えて、台中の街と暮らしを豊かに〜

ONIBUS COFFEE台中オープン〜国境を越えて、台中の街と暮らしを豊かに〜

 2025年1月9日、台湾・台中にONIBUS COFFEE Taichungがグランドオープンしました!2023年4月29日にオープンした『ONIBUS COFFEE Taipei』、台北POP-UP店舗に続く出店です。2024年11月のプレオープン・2025年のグランドオープンに参加したスタッフの藤津が、待望の国外新店舗のグランドオープンの様子をレポートします。

都会と自然と文化が融合する街、台中

 台湾の第二都市でもある台中市は、台湾のウユニ塩湖とも称される「高美湿地」や「彩虹眷村」(レインボービレッジ)、台湾最大の夜市の「逢甲夜市」、「国立台湾美術館」など観光スポットも多く、近ごろ海外からの旅行先としても人気を集めています。雨が少なく温暖な気候で、街でイベントが多く開催されていたり、大きな美術館や博物館があるなど芸術文化が栄えたエリアです。2024年12月には、日本の建築家・隈研吾さんが手掛けた『勤美術館』もオープンし、さらに賑わいを見せています。

 市内には緑豊かな公園やサイクリングロードが多く、朝から運動を楽しむ人々の姿も多いです。地元の方々に愛されるお店からおしゃれなカフェ、レストラン、ショッピングモールまで幅広く充実していて、旅行で訪れても楽しめるスポットがたくさん。台中は忙しい日常を忘れてリラックスできる、程よく都会も自然も満喫できる素敵なエリアです!

ラグジュアリーなレジデンスを備えた『忠泰老佛爺』

 新幹線台中駅から車で20分ほど離れた場所、台中市内に全長3.6キロ続く『草悟道』という国立自然科学博物館と国立台湾美術館を繋ぐ遊歩道沿いに『忠泰老佛爺』という新しい施設がオープンしました。ONIBUS COFFEEが入るこの『忠泰老佛爺』は、世界的なファッションデザイナーの故カール・ラガーフェルドが手掛けた建築としても注目を集めています。

 『忠泰老佛爺』には、ONIBUS COFFEEだけでなく、グロサリーストアのSlice、二階にはTSUTAYA SHARE ROUNGEがあります。レジデンスに住んでいる人や、近くに住む人の生活の一部を彩ってくれるお店が揃っています。

ONIBUS COFFEEの世界観が詰まった内装に注目

 『忠泰老佛爺』は、新しい豪華な建物ですが、一歩お店に入ってみるとまず感じる”土”の存在感!!これがONIBUS COFFEE台中店の見どころです。

 ONIBUS COFFEEを語るうえで不可欠な”土”。テイクアウトカップや紙袋にも施されている色や形の異なる円が重なり合う様や、カラーリングは、”多様性と融合”によって存在している土をモチーフにしており、ONIBUSがチームビルディングの理念とする”多様性と融合”の意味を込めています。そんなONIBUSのビジュアルコンセプト"土"を体現した遊び心のあるダイナミックな内装に仕上げてくれたのは、私たちの国内店舗『ONIBUS COFFEE Nasu』の内装も手掛けた「トラフ建築設計事務所」と「園田慎二建築設計事務所」のタッグ。壁一面の赤褐色の土が空間に温かみをもたらし、居心地のいい空間が生まれました。

 店内のグラフィックはおなじみのWHW!(チョークボーイさん率いる手描き結社)の皆さんのおかげで手書きならではの温かみがプラスされ、よりONIBUS COFFEEらしさが生まれました。

東京や台北とは一味ちがう!台中店の楽しみ方

 台北店との大きな違いはフードメニューが充実していること。台中店はキッチンが併設されているので、スペシャルティコーヒーと一緒に出来立ての温かいフードも楽しめます。自由が丘店でも人気のオムレツのオープンサンドイッチや台中店オリジナルのオープンサンドが常時4種類ほどあります。最新情報はInstagram (@onibuscoffee_taichung) をぜひチェックしてみてくださいね!

 お店で抽出するコーヒーは日本のお店と同じく、八雲にあるロースターで焙煎したものを使っています。エスプレッソは浅煎りのブレンド「STEP BLEND」を使用。ハンドドリップは常時7~8種類の豆から選べるのでぜひバリスタにおすすめを聞いてみてください!

 コーヒー以外にも黒糖を使用した「ブラウンシュガーミルク」や「チャイティー」「烏龍茶」などお茶文化が盛んな台湾ならではのオリジナルドリンクもあるので、コーヒーが得意ではない方やお子さまも一緒に楽しめますよ。

 お店の周辺には美術館や博物館が多く、観光の休憩場所としてもぴったりなので、テイクアウトしたコーヒーを片手に街並みを眺めながら散歩したり、ローカルフードと一緒に公園や広場で楽しむのもいいですね。

台中店オープンを振り返って

 私にとっても初挑戦ばかりの台中店オープンでした。11月のプレオープンの際、海外で新店舗立ち上げに携わることにわくわくした気持ちに溢れて向かいました。ところが、いざ、現場に入ると自分が思っていたよりも言葉の壁が高く、自分の思いも100%伝えられない、台中スタッフの気持ちも100%理解してあげられないような気がする...とくじけそうな時もあり、プレオープン初日は不安が残るまま迎えました。しかし、そこには開店前からオープンを心待ちにしてくれていた人々の姿が。「コーヒーがおいしかった!」と満足して帰ってくれる方がたくさんいらっしゃったことが何よりも嬉しかったです。(台中店、一番最初のお客様は台北店の一番最初のお客様と一緒!という感動とサプライズも!)

 そしてトレーニングやプレオープン、グランドオープンまでの時間を共にして現地スタッフと一丸となれたように思います。ONIBUS COFFEEのコンセプトでもある「コーヒーで人と人を繋げる」を体現したような今回の台中店オープン。そんな貴重な経験を糧に、日本でもお店に足を運んでくださる皆さんへ「感動する一杯」を届けていきたいと改めて思えました。

さいごに

 プレオープンから約2か月後。グランドオープンで再び訪れた台中店には、早くも常連さんの顔ぶれがあり「お店が街と暮らしている」雰囲気を感じました。小さい子とお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで家族3世代でテーブルを囲んで朝のコーヒータイムを過ごす家族やお仕事の合間の休憩にコーヒーを飲みに来てくれる方、友人・恋人と会話を楽しむ方。ONIBUS COFFEEは日本を飛び出して台湾・台中でも街とその街で暮らす方々の一部を豊かに彩っています。

 旅行やお仕事で台中を訪れた際はONIBUS COFFEEに立ち寄ってみてください!

Text by Riko Fujitsu

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