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MICRO REGION SHOWCASE 参加レポート vol.4 〜農園視察(サステナブル農業編)〜

前回、vol.2とvol.3のブログでは、農園視察の様子を前後編に渡りレポートしてきました。今回はその最終章。朝から夕方にかけ、じっくりとまわったこの視察。さすがに前後編だけでは収まらないほど、トピックが豊富でした。今回はサステナブルな農園運営の一つとして、コーヒーの生産現場で実際に取り組んでいる土壌改良の様子をお伝えします。(土作りの専門知識を持ち合わせていないので、見聞きしたことをそのまま超簡単にテキストしてます。すみません。)

                       

vol.1 概要編

vol.2 農園視察 前編

vol.3 農園視察 後編

vol.4 農園視察 サステナブル農業編 ←今日はここ

vol.5 オークションの趣旨説明編

vol.6 オークション当日編

                       

 

土壌づくりの一例

ここでは、農業全般に関わる土壌作りについて、アルト・ダ・セラの取り組みを簡単にレポートします。

 3つ目に訪れた農園、アルト・ダ・セラのオーナーの一人ハドソンさん(写真左)。

ここへ到着して真っ先に向かったのは、丘の上に建てられた作業小屋。下の写真はそこからの眺望。

 

標高は1,300mを超えるところに建てられており、辺り一面を見渡すことが出来ます。きれいです。また行きたいです。

そしてこの建屋を囲むように数種類の果実が植えられています。

これらは全て有機農法で行われているそうです。コーヒーの栽培以外にも、果物やその他樹木など、あえて多種多様な植生にすることで、土壌を循環させ、土の中の環境を整えることが出来るといいます。また、コーヒー区画も含め、寿命を迎えた木々は整理し、休耕を選択する場合ももちろんあるとのこと。

小規模農園が集まるイリシネアでは、この地を拠点とする農業生産者団体COCATRELの働きかけもあり、そのようなサステナブルな取り組みを実践する農園が多数あります。

 普段私たちが生産国へ生豆を買い付けに行くと、チェリーの生育状況や、精製プロセスを視察し、コーヒーの品質管理の点で生産者からプレゼンを受けることはよくあります。しかし、土壌管理に関する取り組みや、コーヒー以外の部分で環境保全に取り組んでいることのプレゼンを受けることはなかなかありません。しかも、コーヒーの品質管理を語るのと同じ熱量で、当たり前のようにそれを語ります。

農業従事者たる地域への責任、後世へ農園を守り引き継ぐという意思を強く感じる瞬間でした。

 

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寄り道など 

今回の農園視察は1日かけて5つの農園を回りましたが、ここに収まり切らない寄り道もいくつかありました。

まずはランチ。

4つ目に訪れた農園、アグア・クララで昼食。農園に隣接する事務所にて。目の前にコーヒーの畑が広がっています。

犬に襲われる人(Seven Seeds Coffee Roasters, Melbourne)。

最後の農園に向かう途中、せり出した崖からコーヒー農園が一望できるスポットに寄り道。

早朝からの視察でほぼ全員疲れMAXのなか、打ち捨てられた車にテンションMAXな人(Deeper Roots Coffee, Ohio)。

手回しパルパー(果肉除去機)。試験品種など、極少量植えたものを精製するときに使っているそうです。

 

終〜了〜!

 

超ハードな農園視察を終え、次回からはいよいよメインイベント、オークションの模様をレポートしていきます! 

 

 

 

つづく