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MICRO REGION SHOWCASE 参加レポート vol.3 〜農園視察(後編)〜

前回からのつづき、MICRO REGION SHOWCASE ILICINEAで行われた農園視察の模様をレポートします!

このブログ、今から半年前のスマホのメモと記憶を頼りにやっとります。極力間をあけずに更新したいのですが、正しい情報をお伝えするためにも、時間をかけてじっくりこつこつと進めております。どうかじっくり、ドンと構えてお待ちください。

                                              

vol.1 概要編 

vol.2 農園視察 前編

vol.3 農園視察 後編 ←今日はここ

vol.4 農園視察 サステナブル農業編

vol.5 オークションの趣旨説明編

vol.6 オークション当日編

                       

視察はイリシネアに複数ある農園の内、5つの農園をまわりました。下は視察のルートと標高を表した図。
ここまで2つの農園を紹介してきましたが(→その様子はコチラ)、今回は残り3つの農園をレポートします!

 

 


 

3 Farm: Alto da Serra
Grower: Hudson Vilela and Valdeci Domingos
Altitude: 1,340m
Varieties: Topazio and Yellow Catuaí

3つ目に訪れた農園、アルト・ダ・セラ。オーナーの一人ハドソンさん(写真左)。

この農園はイリシネアの中でも標高が高い位置にあり、平均1,300mを超える丘上のなだらかな地形の土地を開墾し、少しずつコーヒーの育成エリアを広げています。

標高が高く、地表にはゴツゴツした岩や大きな石の塊も多い土地で、風も強く、決してコーヒー栽培に適した土壌ではありません。しかしその標高の高さから、昼夜の寒暖差が激しく、高品質なコーヒーが収穫出来るとハドソンさんはいいます。

下の写真は開墾前の土地。大きな石が転がっています。最高標高は1,350mほど。

この土地を開墾するには、石を取り除き、不要な木々の伐採と剪定をし、コーヒー栽培が可能な土壌に耕作する。文字に起こすとシンプルですが、実際には十年単位に及ぶ時間が必要とのこと。下の写真はスペシャルティコーヒーが市場に認知され始めた後に開墾した、比較的まだ若い区画。若いコーヒーの木(木の背が低い)が多い。

コーヒーとコーヒーの間に植えられた背の高い植物はサトウキビ。ここは標高が高い分風が強く、風でコーヒーが倒木しないよう、防風林として植えてあります。

最後の写真は開墾前の土地。よく見ると石や岩がとても多いのがわかります。少しでもいいコーヒーを育てるために、とは言え厳しい環境のこの土地を一から開墾するその労力たるや。生産者の品質向上にかけるひたむきな姿勢に感銘を受けます。

 

4 Farm: Aguas Claras
Grower: Efrain Botrel
Altitude: 1,350m
Varieties: Yellow Bourbon and Red , Rubi, Yellow Catucai and Topazio

4つ目はアグア・クララ農園。ここは今回訪れた農園の内、一番標高の高い農園です。平均1,350mを超え、最高地は1,400mにのぼります。ブラジル全土のコーヒー産地中でも最高クラスの標高です。またここはイリシネアの中で、比較的規模の大きな農場です。先に訪れたアルト・ダ・セラ同様、丘上の広い土地を開墾したコーヒー育成地が広がっています。下写真は、農園について説明するオーナーのエフレインさん(写真中央)。

 

ここでもコーヒー区画の周りにサトウキビを植え、風による倒木を防いでいます。

コーヒーの生育状況を確認した後、この辺り一帯の一番標高が高い1,400m以上の地点に連れてこられたのが下の写真。何があるわけでもなく、丘上には見渡す限りの草原が広がっている場所ですが、地表には険しい岩肌が確認できます。

標高1,400mからの眺望。

 

すげー!景色すげー!忘れがちだけど、ブラジルの国土面積は日本の22.5倍。すげー。

ちょっとしたハイキングを楽しんだ後、収穫後の精製を行うウェットミルとドライミルへ車で移動し、それぞれ設備の説明を受けました。

 

駐車場になっているここは、収穫期にはパティオとして使われます。

上の写真はパルピングマシン(果肉を除去する装置)。ブラジルでは伝統的にナチュラルとパルプドナチュラルという二つの精製方法が主流で、ここもその二つの製法を行なっていますが、どちらにしても乾燥させる工程で、ある程度の水分量まで乾燥させた後はドライヤーを利用して目標の水分値まで乾燥させます。アグア・クララ農園では2種類のドライヤーを使い分けているそうで、下写真のドラム型のタイプか、その下のプールの底面から温風を吹上げるタイプを使用しているようです。詳しい使い分けは聞けませんでした、、。

↑ドラム内部に豆を投入し、回転させながら横から温風を通します。温度の上昇率、時間、火力などは全てクラウドで管理され、過去の良かった乾燥プロファイルをデータ管理し、再現することが出来るハイテクマシンです。

こちらは今回の農園視察で2番目に訪れたカパン・グランデ農園でも同タイプのドライヤーを利用していました。(→詳しくはこちら) 桶になっている部分に豆を投入し、底面から温風を吹上げ乾燥させます。

 

5 Farm: Serrano
Grower: Carlos Henrique
Altitude: 1,200m
Varieties: Yellow Catuai, Mundo Novo and Topazio 

視察最後はサラーノ農園。生産者カルロスさんは物静かで、とてもシャイな方です。実はこの日、視察の初めからアテンドのお手伝いをされてました。下写真は遠目からゲストを見守るカルロスさん。

標高は1,200mと、先ほどまでのエリアからやや下ったところに農園があります。

整然としたコーヒー群。区画内にゴミはなく、隅々まで手の行き届いたとてもクリーンな農園でした。生産者の丁寧な仕事が写真からも窺えます。

 

同じイリシネア内でも、標高によってチェリーの発育スピードは異なります。標高が高いほど気温に寒暖差が生まれ、チェリーがゆっくり育っていきます。今回視察に回った農園は、標高1,200m〜1,400mに点在していますが、1,200m地点のここは、他に比べてチェリーの生育が早く、既に色づき始めたチェリーもありました。

 

これにて、農園視察は終了〜。

この視察、本当は昼過ぎに終わるはずのスケジュールでしたが、いろんな寄り道があり、時間が押しに押し、結局日が暮れるまでじっくり回ることになりました。そもそも5つの農園を1日でまわるって、超ハード。

次回vol.4ではここに収まりきらなかった、サステナブルな農園運営について、その他寄り道の様子をお届けします!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

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