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ONIBUS サステナビリティレポート~2021年の活動報告~
こんにちは。オニバスコーヒー CSO(=チーフサステナビリティオフィサー)の山田です。
今年も残すところあと2週間!個人的にはM-1グランプリが最高のファイナリストで決勝を迎え、8月の予選1回戦から見守っていた身としては、これでようやく私の夏が終わるような感慨深い年末になっています。今年のM-1が終わってしまうのがすでに寂しい、、、。
さて、今年の6月から毎週木曜に欠かさず公開していたオニバススタッフによるブログ記事ですが、私のターンは今回が今年最後となります。CSOとしては、やはりサスティナビリティ関係の記事で締めたいものです。という訳で、2021年にオニバスコーヒーが行ってきたサステナビリティ活動をまとめてご紹介します!
ドリンク・コーヒー豆の量り売り開始!
日常的に家庭から排出されるごみの約半分は容器や包装という調査結果もあるように、パッケージやテイクアウト容器をいかに少なくコンパクトにするかは、飲食店のみならず様々な業界で共通の課題になっています。
そこで今年の8月に開始したのが、ドリンクとコーヒー豆の量り売りです。これはお客様に容器を持参してもらい、その容器に必要な分を量って購入することができるパッケージフリーのサービスです。
利用方法はとっても簡単!
↓↓
【コーヒー豆の場合】
①キャニスター・保存バッグなど乾いた容器を持参する
②コーヒー豆(粉)の種類と量を決める
③お会計
【ドリンクの場合】
①タンブラー・カップなど容器を持参する
②ドリンクの量を決める ※量り売りが利用できるドリンクの種類は限られています
③お会計
たったこれだけ。劇的に簡単ですね。
量り売りサービスを開始してから、「これに入れてください」と保存バッグや密閉容器、ガラスジャーなどご家庭にあるものを持ってコーヒー豆を買いに来てくれるお客さまが以前より増えて嬉しい限りです。ごみが出ないのが最大のメリットですが、必要な量を無駄なく、しかも少しお得に買うことができるおすすめの購入方法です!というか、もはや利用しない理由がないですねこれは!みなさん、年末は容器を持ってオニバス集合ですよ~。
詳しい記事はこちら↓
リユーザブルカップのシェアサービス”CUPLES(カプレス)”開始!
こちらも量り売り同様、ごみを減らすために誕生したサービスです。一度の使用で必ずごみになってしまう従来のテイクアウトカップの代わりに、繰り返し使えるカップをみんなでシェアすることで、ごみを出さずにテイクアウトを利用できます。アプリを使って簡単に加盟店の検索やカップの管理ができます。
オニバスコーヒーのみならず、他の飲食店も一丸となってテイクアウトごみ問題の解決のために取り組んでいます。
まだ使ったことがない人も多いと思いますので、ここで改めて使い方をご紹介。
↓↓
⓪CUPLESスマホアプリのインストール
まだダウンロードしていない方やアプリの詳細はこちらからどうぞ
①加盟店を探す
アプリのマップから加盟店が探せます。もちろんONIBUS COFFEEは全店で利用できます!
②店舗でドリンクを注文
注文時にスタッフに「CUPLESで」とお伝えください。アプリの”借りる”をタップして加盟店に置かれたQRコードを読み取ります。
③飲み終わったカップを返却
カップはCUPLES加盟店へ返却してください。加盟店であれば借りた場所でなくても返却OK!アプリの”返す”をタップして返却用QRコードを読み取ります。
そして返却されたカップは洗浄され、次のユーザーの手へと渡っていきます。
アプリやカップはなんと無料で使えます。デポジットもありません。ということは、これも使わない理由がないですねぇ。みなさん、アプリをダウンロードしてオニバス集合で決まりですよー!
ちなみに、リユーザブル容器は1個につき6回以上使用すると、製造の際のエネルギー使用量やCo2排気量、固形廃棄物の量などの環境負荷がシングルユースの使い捨て容器よりも下回るそうです。 CUPLESのリユーザブルカップは普通に扱えば数百回以上は繰り返し使えるものなので、どんどん使ってくださいね!
10月に都内27箇所でスタートしたこの取り組みは、賛同してくれるショップが増え、11月には神奈川県・埼玉県にも広がり現在は40店舗以上のショップでご利用いただけるようになりました。今後もエリアを拡大して使えるお店が増えていく予定です(加盟店参加も随時募集しています!お問い合わせ→cuples@onibuscoffee.comまで)。
CUPLES加盟店はどこも素敵なお店ばかりなので、スペシャルティコーヒーショップマップとしての使い方もアリですよ!
詳しい記事はこちら↓
農園視察
昨年に引き続き、未だ海外渡航は難しい2021年。残念ながら今年もコーヒー農園の訪問はできませんでした。しかしながら、このことがコーヒー豆以外にも自分たちが普段扱う食材について、どのような人が、どのように育てているのかという農的好奇心や透明性への興味へとさらに繋がっていったように思います。
オニバスのお菓子ブランドmyown(マイオウン)では、小麦や卵、そして季節の果物などをできる限り顔の見える農家さんから仕入れ、お菓子作りをしています。
今年の夏は、高知県いの町で有機生姜の栽培をしている刈谷農園さんや、ブルーベリーや桃などを育てる神奈川県相模原市のアビオファームさんなどを訪れました。どちらも気持ちの良い山の中の健康的な土壌で、自然に寄り添うように作物を作っていて、少し土に触れただけでも気持ちが落ち着くようなそんな場所でした。エネルギッシュで優しい生産者さんの手によって育てられた食材は、奥沢のmyownで美味しいお菓子になります。ぜひお店で召し上がってほしいです!
その他、ちょっと個人のこと
今回ご紹介したのは一部で、その他にも、昨年に引き続きコーヒーカスをアップサイクルしたコーヒーソイルやコーヒー石鹸の販売、スタッフ勉強会、森林保全団体への寄付などもしています。
そして2021年はオニバスコーヒーの活動を通じて、いろんな分野でサスティナブルな活動をする人々に会うことができました。豊かで柔軟な視野を持つ方々との出会いで、私個人の食生活の変化や農業への興味、消費活動の変化など、ライフスタイルも大きく変わった一年でした。思えば、1月に訪れた静岡県川根本町でお世話になった家で出してくれたお料理の野菜の力強い味に感動したのがきっかけです。それ以降、農園に行く機会も増えるとともに、野菜の旬をより意識するようになったり、食材をいかに無駄なく使い切るか工夫したりすることが多くなりました。そして食から生産、生産から食へと想いは巡っていきます。
先日、長期休暇を利用して訪れた徳島県上勝町での体験も印象的でした。上勝町は日本の自治体で初めて「ゼロウェイスト宣言」をした町であり、CSOのアンテナを張っていると必ずと言っていい程キーワードとして出てくる場所で、この一年ずっと行きたいと思っていました。上勝町ゼロウェイストセンターに隣接するホテルWHY(上の写真がホテルの外観です)に宿泊したのですが、ここでは「排出されたごみをどうするか」と同時に「そもそもごみを排出しないためにどうするか」という消費活動の根本を問う意識が強くなりました。問いが湧きすぎて「休暇中なのに真面目だな!」と自分でツッコミかけましたが(ひとり旅の寂しいところ存分に出ました)、ものすごく刺激的な1日を過ごすことができ、これからの活動に活かせたらいいなと思っています。
まとめ
「サスティナブル」という言葉を耳にするようになって久しいですが、サスティナブルは目的でなく、これからの暮らしのための優しい積み重ねです。そして、いきなり難しいことを成し遂げようとするのではなく、一人一人が身近にあるできることから始めていく方がずっと大きな力になると感じています。今回ご紹介した、2021年にオニバスで始めたサービスは、コーヒーが好きなみなさんにも無理なく続けてもらえるものだと思っています。お気軽に、まずはお店で一度お試しいただけると嬉しいです!
【年末年始営業のお知らせ】
各店舗の年末年始の営業スケジュールは以下の通りです。
ONIBUS COFFEE 中目黒店・八雲店/ABOUT LIFE COFFEE BREWERS
12月29日(水)18:00まで営業
12月30日(木)~1月3日(月) 年末年始休業
1月4日(火)9:00から営業開始
ONIBUS COFFEE 奥沢店
12月27日(月)18:00まで営業
12月28日(火)~1月5日(水) 定休日+年末年始休業
1月6日(木)9時から営業開始
オンラインショップの年内最終出荷は12月28日(火)です。27日いっぱいご注文を受け付けていますので、年末年始用のコーヒー豆の準備をお忘れなく!