- レポート
冷たいアイスの熱いクラフトマンシップ〜『AOBA CRAFT ICE CREAM MARKET』レポート〜
連日猛暑日が続いた2024年の夏。9月に入っても真夏のような暑さが続く中、たまプラーザで『AOBA CRAFT ICECREAM MARKET』が開催され、ONIBUS COFFEEも参加しました。
今回が初開催だった本イベントには、全国各地から個人のこだわりが光るクラフトアイスクリームショップや、アイスに合うドリンク、フードやスイーツのお店が集結しました。
「太陽の光がじりじりと照りつける暑い日こそアイスクリーム日和!」ということで、老若男女多くの方で賑わった『AOBA CRAFT ICE CREAM MARKET』の様子を、イベントに参加した小宮山がレポートします。
『AOBA CRAFT ICE CREAM MARKET』
本イベントは、「三茶で働く、三茶とつながる。楽しむ仕事場『三茶WORK』や、SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!を手がける『三茶ワークカンパニー』と、東急線沿線にショッピングセンターを展開する『東急モールズデベロップメント』の共催で開催されました。ONIBUS COFFEE は過去2回SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!にも参加しています。
◾️ SANCHA HAVE A GOOOD MARKET!!!イベントレポートはこちら
その繋がりで今回も呼んでいただいたことがとても嬉しく、また個性豊かなクラフトアイスクリームのイベントということで、私も「どんなお店に出逢えるだろう」とわくわくして参加しました。
集まったクラフトアイスクリームショップは10店舗!沖縄や熊本など遠方からの参加もありました。まさに十人十色のクラフトアイスクリームショップのラインナップは、ONIBUSでもお世話になっている『青果ミコト屋』の鉄平さんが中心となってお声がけしたそう。
美味しさはもちろん、農家さんが丹精込めて作った野菜や果物の美味しさを余すことなく、また地産地消や規格外を少しでも減らし社会問題を解決させるなど、こだわりと温かさが詰まっているのがクラフトアイスの魅力です。
どんなアイスに出逢えるのか?イベントスタート!
11時のイベント開始と同時にアイスクリームショップには大行列!会場のあちこちから「美味しい!」という声が聞こえ、沢山の方が笑顔でアイスを片手に思い思いに楽しんでいました。「食べたいアイスが多すぎてどうしよう」というこのイベントならではの幸せな悩みも、、!
私もイベントの隙間時間に、狙い目の列を見つけてアイスをゲット!私がいただいたのは、熊本の『ARBOL』さんの"ブルーベリーすだち大葉"アイスクリーム。普段あまり食べる機会がないような、野菜のアイスです。素材の組み合わせにまずワクワクしながら一口食べてみると...野菜とアイスってこんなに合うんだ!とびっくり。ブルーベリーの優しい甘さとすだちの爽やかさ、大葉の香りが口の中でハーモニーとなり、残暑でバテていた心身が元気になるような素晴らしいアイスでした。全国各地で、土地や人に寄り添ったアイスを作っているお店を見て廻り、そのアイスを一口食べると、想像以上の感動を覚えますね。
アイスクリームだけじゃない!クラフトマンシップ溢れる出店者
会場は2つに分かれていて、 ONIBUS COFFEEも出店した第一会場が『COMMON FIELD』と呼ばれる屋上庭園。クラフトアイスクリームショップが集結するメイン会場です。
そして第二会場は、『ステーションコート』と呼ばれる、たまプラーザの駅前広場です。そこではフードやスイーツ、野菜のマルシェや植物、お酒やアロマなど多種多様なお店が集結していました。
私が気になった出店者さんは、最近交流させていただいてるワイルドアロマブランドの『noi』さんです。noiさんは、富士山麓で、富士山の森に自生するナチュラルで野生的な素材を生かし、植物の手積み、香りの抽出、ブレンドまで一つひとつハンドクラフトして香りのホーム&セルフケア商品を国内外で展開しています。
ONIBUS COFFEE自由が丘店で不定期で開催しているワインとデザートのペアリングイベント、初夏のデセールコースでも香りの演出でnoiさんのアロマスプレーを使用させていただきました。"Into the forest"...森の中に入ったような自然で豊かな香りは、忙しい日々に深呼吸の大切さを気づかせてくれます。素敵なnoiさんの取り組み、是非チェックしてみてください!
◾️noi Webサイト
ONIBUSのクラフトマンシップ
さて、イベントのキーワードになっている"クラフトマンシップ"を改めて調べてみると、、作り手の技術・こだわり・魂といった言葉が出てきます。
ONIBUS COFFEEも、日々生産者の方や関わっている人との繋がりを大切にし、一杯のコーヒーに責任を持って提供しているというクラフトマンシップがあります。本イベントでも、私たちのスペシャルティコーヒーと取り組みを伝えられたらと思い、普段お店でも提供しているコーヒーとグッズを持っていきました。
イベント当日は厳しい暑さだったので、コールドブリューが人気でした!コールドブリューは低温で一晩かけてじっくりと抽出したコーヒーです。苦味や雑味などが出にくく、浅煎りの美味しい酸味や甘味の部分がまろやかに抽出されるので、普段お店でも人気です。
ハンドドリップは浅煎りのシングルオリジンを3種と中浅煎りと中深煎りのブレンドを1種ずつ。それぞれがどんな味わいか聞いてくださる方が多く、お好きなものを選んでいただきました。ハンドドリップはどの豆にするか、お話しする時間も楽しいんですよね。
一杯ずつハンドドリップしている間に生産地のことをお伝えしたり、普段私たちがしている取り組みについてもお話ししました。アイスクリームを食べに来たら、ついでにコーヒーのことも知れちゃった!って思ってもらえてたら嬉しいです。
そしてONIBUSブースの看板娘になってくれてたのが「ルワンダ・Murakozeてぬぐい」。こちらは2024年初旬に開催したRWANDA COFFEE CHALLENGEのチャリティーグッズで、ルワンダのコーヒー生産の課題を解決するための活動の資金調達を目的に企画されました。
ルワンダの言葉で「ありがとう」を意味する"Murakoze(ムラコゼ)"や、ルワンダらしいモチーフをあしらっています。てぬぐいのデザインはONIBUSの様々なアートワークを手がけるWHW!です。イベントにはWHW!チームも参加していて、1分間タイムアタック似顔絵という楽しい催しを開催していました。
可愛くてつい手に取りたくなるてぬぐいがコーヒーの未来に繋がっていくなんて嬉しい循環です!てぬぐいは、拭く、包む、被る、巻く、飾る、覆う、敷く、掛けるなど、利用方法はさまざま。各店舗の他、ONIBUS COFFEEのオンラインストアでも販売しているので是非!
◾️Murakozeてぬぐい商品情報
世界を広げる出会いに
コーヒーに限らず、フードやスイーツ、雑貨、日用品...一つひとつの商品に込められたストーリーを知ると、愛着が湧いて、自分の世界が広がる感覚が得られる気がします!私もコーヒーの扉を開いてから、その美味しさはもちろん、生産地や品種、関わっている人の有り難みを感じ、そこから野菜や土壌などいろいろなことに興味を持つようになりました。
今回のイベントはたまプラーザ周辺にお住まいの方はもちろん、SNSなどの告知を見て駆けつけてくれた方も多くいらっしゃいました。イベントが終わって運営事務局の方にお話をお聞きすると、半年前からどんなイベントにしたいか構想を練っていたそう。「野外でのアイスクリームイベント、準備や管理など大変だったけれどこんなに多くの方が来てくださるとはびっくり!大盛況で嬉しい。」とおっしゃっていました。普段出逢えない人と商品が出逢い、また新しいものが生まれるような可能性を感じるイベント。私自身も、食がより好きになりました。また開催してほしいです!
お店でも体感してください
ONIBUS COFFEE 唯一のカフェスタイルの自由が丘店では、コーヒーを主軸にキッチンとパティスリーも併設し、素材にフォーカスした多様な食体験を作り上げています。他店舗で提供するスイーツや、フードの一部具材も自由が丘店で製造しているんですよ!
ONIBUS COFFEEは現在、新店舗の中目黒三丁目店を含め都内に6店舗、栃木県に1店舗、海外に3店舗があります。全店舗で、自然と人の関わり合いを大切にした店舗作りをしています。
お店でもお待ちしてます!
text by Rin Komiyama