2022.6.19
  • サステナビリティ

生産者と消費者を繋ぐ『CSA LOOP』〜第1回野菜受け渡し会レポート〜

『CSA LOOP』第1回〜野菜受け渡し会レポート〜

 

『CSA LOOP』第1回〜野菜受け渡し会レポート〜

6月も後半に差し掛かりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

オープンしてから約2ヶ月が経ちましたONIBUS COFFEE自由が丘店。ありがたいことに、毎日多くのお客様に足を運んでいただいており、常連の皆様や地域の方々に支えられていることを実感する日々です。

自由が丘店は、店内は広々とした空間でゆったりと座れる席があり、お散歩のついでなんかにもふらっと立ち寄ってお使いいただけるテラス席もあります。ハンバーガーやサラダなどのブランチメニューや、ついつい目を引いてしまうデザートなど充実した食事もあり、シーンを問わずお使いいただけるのも、自由が丘店ならでは。

 

さて、前置きが長くなりましたが、そんな自由が丘店で始まったONIBUS COFFEEの新たな取り組みの一つである『CSA LOOP』。

以前のブログ記事でも詳しくご紹介させて頂いてるのですが、読者の皆様もこの言葉にまだまだ馴染みがなく、正直一体どんな取り組みなのかがピンときていなのではないでしょうか。

恥ずかしながら、筆者自身もこの取り組みに関してはここで初めて知りました、、、!

今回のブログは、そんな『CSA LOOP』が自由が丘店でスタートし、店頭にて初回のお野菜お渡し会が行われた時の様子を少しご紹介したいと思います。

そもそもCAS LOOPとは?

そもそもCAS LOOPとは?

以前の記事のおさらいになってしまいますが、まずは『CAS LOOP』の取り組みについて今一度簡単にご紹介させて頂きます。

「CSA」とは、正式にはCommunitiy Supported Agricultureといい、”地域支援型農業”または”コミュニティ支援農業”のことを言います。この考えを生かして『CSA LOOP』という仕組みを作ったのが4Natureという企業で、CSA(=地域支援型農業)にLOOP(=食循環)を掛け合わせた仕組みです。

この取り組みは、カフェやファーマーズマーケットのような「人々が日常的かつカジュアルに集う場所」を拠点にし、提携農家とユーザーとが野菜や堆肥の受け渡しを行うことで繋がることができ、なおかつその行いが持続可能な循環の場や営みをつくっていくことを目的としています。

消費者はCSA LOOPのユーザーになることで、農作物の代金を事前に年間分支払い、その1年間は野菜を定期的に受け取ることができます。それにより農家の方々は、収穫量や市場に左右されず独自の販路で営農ができるようになるわけです。

第1回お野菜お渡し会

第1回お野菜お渡し会

ONIBUS COFFEE自由が丘店でのCSA LOOPは、これから毎月1回・最終週の水曜日12:00~15:00で実施されます。パートナーは東京都東久留米市にある、奈良山園(ならやまえん)。

奈良山園は、”農ある豊かな暮らしをつくる”というとても魅力的なコンセプトを掲げている農家。奈良山園の農業事業は多岐に渡り、この場では語り尽くせません。ですので、またの機会で詳しくお話させてください。

さて、冒頭でも触れた通り、記念すべき第1回目のお野菜のお渡し会が先日5月25日(水)に実施されました。この日は天候に恵まれ、テラス席がとても心地よく感じられる気候の中、朝から準備が始まりました。広いテラスにびっしりと、色とりどりのお野菜や果物、自家製のジャムやお菓子が並べられました。

 

葉っぱ付きの立派なビーツや摘みたての苺、様々な形をしたズッキーニ...都内で暮らしていると、スーパーではなかなか見ることができない個性も彩りも豊かな野菜が目の前に。いつもとは違う店頭の雰囲気にわくわくすると同時に、奈良山園の方々・野菜を引き取りに来られた方・その場に偶然いらっしゃったお客様の楽しそうな会話がとても印象で気でした。(筆者は、当時旬の青梅を購入し、梅酒と梅シロップを作りました。出来上がりが待ち遠しい!)

こちらの写真はCSA LOOPユーザー向けのお野菜セット。中には数種類の季節の野菜や果物がたくさん詰め込まれています。毎回どんなお野菜が受け取れるのかは当日のお楽しみ。それもとっても魅力的です。

『CSA LOOP』の魅力

『CSA LOOP』の魅力

奈良山園のスタッフの方々とCSA LOOPのユーザーの皆さんは、事前にコミュニティチャットで自己紹介をしたりメッセージを交わしたりしていましたが、実はこの日が初対面。

ユーザーの皆さんは、少し緊張感と期待が混ざった様子で来店されましたが、挨拶を交わし楽しそうにお喋りされていました。

奈良山園の代表である野崎陽一さんをはじめ、スタッフ皆さんはとても親しみやすく、野菜の説明ともなると熱心に丁寧に伝えてくれるので、野菜を受け取ったユーザーの皆様が笑顔に溢れている様子が伺えました。初回にも関わらずとても和気藹々とした、和やかな雰囲気に包まれました。

何よりもオニバスのコーヒーを片手に皆さんが知り合い、楽しそうにお話をされ交流を深めていく姿が、『CSA LOOP』の拠点としての意義を強く感じた瞬間でもありました。

そんな中、自由が丘店ではCSA LOOPの取り組みと並行してもう一つ、『コミュニティコンポスト』の準備も進めています。

コミュニティコンポスト?また馴染みのない言葉が、、、と思われた方。

この取り組に関しても、また後日ブログで詳しくでご紹介しますね。(ちなみに先日、ようやくコンポストの床材作りに着手しました。なかなか大変。)

会員募集中!

CSA LOOP 会員募集中

 奈良山園で作られた季節の野菜を年間購入し、ONIBUS COFFEE自由が丘店で定期的に受け取れる『CSA LOOP』。

まだまだ会員大募集中です。

=プラン=

お野菜セット1~2人暮らし用(6-7品目)

受け渡し頻度:1回/月

代金:¥32,400(税込)/年 別途、月額利用料¥500+税/月

受け取り場所:ONIBUS COFFEE 自由が丘店

東京都目黒区自由が丘2町目24-8 arbre自由が丘

=会員になるには=

CSA LOOPのサイトをご覧のうえ、お住まいのエリアや気になるプランの資料請求を。サイトでは他エリアの拠点もご確認いただけますので、この記事を読んで気になった方、自由が丘周辺以外にお住まいの方もぜひご覧くださいね。

会員は定員制で、応募期間がありますので早めにチェックを。

さいごに 

『CSA LOOP』に参加する事で、農家(=奈良山園)と消費者(=ユーザーや購入者)がコミュニケーションできる拠点となることは、私たちが大切にしている「人と人をつなぐ」ことにつながると思っています。私たちが扱うモノ、提供するモノがどんな場所で作られているのか、どんな人たちがどんな想いでつくっているのかに対して興味を持ち、皆さんに伝えて行くことも私たちの役割と考えます。
都市と生産地域を結ぶことで、今まで一方通行だった消費活動に循環が生まれ、消費者と生産者がお互いを知ることができる。そしてお互いを知り繋がることで、循環が生まれコミュニティに育っていき、さまざまな体験へと繋がっていきます。私たちの営業活動を通して、この循環をより意義ある、そして何よりも楽しいと思えるものにできるよう工夫していきたいと思います。(コンポストもその準備のひとつです!)

次回の受け渡し会&販売会は、6月22日(水)12:00-15:00を予定しています。興味のある方は、ぜひお店にいらしてください〜!

taxt by ONIBUS COFFEE自由が丘

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