ブログ:ONIBUSについて
自転車記事へのQ&A!〜自転車の種類と色々な楽しみ方を紹介します!〜
気づくと今年も終わりに近づき、時の経つスピードに驚いている筆者です。今年の7月に書いた「バリスタが語る自転車通勤のススメ!〜6年間自転車通勤をして感じるメリットとは?〜」はとても大きな反響を頂き、店頭でも声をかけて頂くことが何度もありました。本当にありがとうございます。 そんな中で、もっと自転車のことを聞きたい!やここが分からない!という声を多く頂いたので箸休め的に少しお話しようと思います。 1、自転車の種類を説明して欲しい この質問がとにかく多かったです。自転車の種類。これは本当にたくさんあります。端的にこれの回答をするとすれば、「用途」の違いがあります。 コンクリートなどの舗装路をとにかく速く走ることを目的としたロードバイク、街中をある程度快適かつスピーディーに移動するためのクロスバイク、林道や泥、岩などの未舗装を速く走る為のシクロクロスバイク(グラベルバイク)、さらに険しい山々を乗り倒す為のマウンテンバイク、元々は競輪競技から派生したピストバイク(シングルスピード)の5種ほどが大きいところになります。それぞれを少し簡単に説明します。 ①ロードバイク スポーティーでグングン進みます。 ロードバイクのメリットは何といっても快適にグングン進むこと。とにかく速く移動できるように設計されています。ピタピタのジャージを着て走ってるのを想像できるあの感じがまさにロードバイク。デメリットはタイヤが細いのでパンクする可能性が高く、またスピードを出す為にしんどい体勢を続けないといけなかったりします。 身体的にも求められますが、まさにスポーツ!といった感じでしょうか。通勤や趣味でガッツリ走りたい人にはいいかもしれません。 ②クロスバイク 街で乗りやすくカゴなども付けやすい形が多い。 クロスバイクは、このブログを読む方にとって一番身近になるかもしれません。ロードバイクよりももっと街での使用をメインに考えられており、タイヤが少し太くパンクのリスクが少なかったり、フレームの設計も上体が上がるように出来ており、視野が広くなるのがメリット。ロードバイク程はグングン進みませんが、ある程度快適に進みますし、価格も抑え目なものが多いので、とりあえず乗ってみたい人にはピッタリです。 ③シクロクロス(グラベルバイク)とマウンテンバイク グラベルとは悪路という意味。川だって走れます。一応筆者です。 この辺りはかなり趣味的なジャンルとも言えます。街や舗装路ではなく、山を中心とした未舗装の道を走るのに適した設計でタイヤが格段に太く、林道や、川、泥、岩なんでも走り切れます。タイヤが太い分重くなるのでスピードは出しにくいですが、パンクの心配はかなり少ないです。 筆者がメインで乗るのもこのグラベルバイク。タイヤが太いので安定した走りかつゴツい見た目が男心をくすぐりますよ。 ④ピストバイク(シングルスピード) シンプルですっきり。きれいなフォルムに一目惚れ多数。 ピストバイクは少しやんちゃなイメージがあるかもしれませんが、元々は競輪競技からきています。なんといっても特徴的なのはギアがありません!それゆえ、削ぎ落とされたシンプルな見た目がなんとも言えない造形美です。また、ピストバイクは固定ギアといって後ろにペダルを踏むと、後ろに下がります。つまり回り続けるペダルを脚の力でコントロールしつつこぐことになるので、身体的なパワーを求められます。独特な乗り味は是非試してみて欲しいところです。 自転車の種類は「用途」が違うというのが何となく分かりましたでしょうか。好みに合わせて選べるのが魅力の一つでもあります。興味のある方向に振ってもいいですし、見た目で選んじゃうのも楽しかったりします。是非自分に刺さる自転車を選んでみて下さいね。 2、通勤以外の自転車楽しみ方 舗装路だけが道じゃない。進まないところは押していきます。 通勤での自転車に慣れてきて何か他のことしてみたい!これもよく聞きました。 実は色々なアクティビティがあるのですが今回はその中でも、今流行っているものやグループライドと呼ばれるグループで自転車に乗ることなどを紹介してきます。 ①最近ブームのバイクキャンプ 自転車に荷物を積んで走る。なんとも男心をくすぐります。 一つ目のおすすめはバイクキャンプです。自転車にテントや寝袋などを載せて、近場のキャンプ場まで自転車で移動そしてキャンプをするという楽しみ方です。必要最低限の荷物を考えたり、行くまでのルートの選定、着いたときの達成感など魅力は色々詰まっています。何よりも自然の中で飲むコーヒーは美味しい! いわゆる一人でのキャンプを楽しむソロキャンのひとつの方法としてもかなりブームがきてます。キャンプまではいかなくても焚き火台だけもって河原でコーヒーでも飲みながら友人と火を眺めるのも良いですね。 ②少し離れたコーヒーショップに行ってみる...
ONIBUS COFFEE for Business! 〜焙煎豆の卸販売からコーヒートレーニ...
ONIBUS COFFEEは国内5店舗、国外2店舗。姉妹店のABOUT LIFE COFFEE BREWERSは国内2店舗。ですが、実は、日本全国・海外でもオニバスのコーヒーを味わうことができます。というのも、オニバスコーヒーでは北海道から沖縄まで日本全国、そして海外にコーヒー豆の卸先があるんです。 コーヒーショップはもちろん、バーガーショップ、ビストロ、和食、ホテル、お菓子屋、雑貨屋、ヘアサロンなど多種多様なお店で、提供するコーヒーにオニバスのスペシャルティコーヒーを選んでいただいており、全国各地の卸先のお店でオニバスコーヒーをご愛飲いただいております。ありがたい! 美味しいコーヒーをお届けするには、使用するコーヒー豆の品質だけでなく、そのお店に最適な備やバリスタスキルも重要だと考えています。そこでオニバスコーヒーでは、卸先のお客さま対して、単にコーヒー豆を販売するだけでなく、エスプレッソマシンなどのコーヒー機器の選定・販売やコーヒートレーニングも実施しています。 今回は、卸先のお客さまのパートナーとしてオニバスコーヒーが行っているサービスをご紹介します。 スペシャルティコーヒー豆の卸販売 業務用で継続的にご購入いただける場合は、卸価格にてオニバスコーヒー豆を販売しています。 オニバスコーヒーで焙煎・販売しているのはシングルオリジンとブレンドを合わせて常時7〜10種類ほど。使用している豆はすべてスペシャルティグレードで、農園の情報やサプライチェーンなどの情報もできる限り詳しく共有しています。 飲食店で使用する食材の栽培・飼育方法や産地に妥協しないなら、コーヒーもトレーサビリティと品質に優れたスペシャルティコーヒーを選んでみませんか? 新規開業時・買替時のマシンの選定~設置 コーヒーに関する道具はたくさんあります。ドリップやエスプレッソなど、メニューや抽出方法によっても使う機器は全く異なりますし、お店の規模や業態によっても選ぶマシンの性能は変わってきます。 これから新規開業や新たにマシンの導入・買替を検討しているお客さまに向けてコーヒーに関する機器の選定や設置時の調整、オペレーションなど、お客さまの店舗条件などをお伺いし、最適な機器を選定しご提案~設置までを行っています。 マシン設置時には機械の設定やメンテナンス方法、使用方法の説明も行いますので安心してご相談下さい! コーヒートレーニング 卸先のお客様を対象とした知識アップデートのための「コーヒートレーニング」もご用意しています。 お客さまとの距離が一番近く、知識と技術を求められるのがバリスタのポジション。良い品質のコーヒー豆と高性能の機器を導入しても、それを扱う人次第でコーヒーのクオリティは劇的に変わります。このトレーニングでは「基礎から実践」までを総合的にカバーしており、トレーニングを受ける方のコーヒー業界での経験の有無も問いません。 「経験が浅い」「これからしっかりと学んでいきたい!」 そんなお客様であっても、開業前のマシンの導入から開業後も日頃の業務で生じた疑問や課題解決のためフォローアップにも対応しています。 現在行っている「マンツーマンのトレーニング」では、お店のコーヒーメニューや使用機器に合わせてトレーニングの内容を決めることができます。例えば「浅煎りのドリップコーヒーを強化したい」という要望にはドリップ講座、「エスプレッソの調整のコツ」「美味しいラテを作るためのミルクスチーミングとは?」という内容であればエスプレッソマシンを使って検証など、なるべく実際のお店のオペレーションを再現し、より実践的に美味しいコーヒーを作れるようになることを目指しています。 2019年にオープンした八雲店はカフェと焙煎所、そしてトレーニングルームを併設したオニバスコーヒーの旗艦店です。トレーニングルームにはエスプレッソマシンやグラインダー、ドリップセットなどほぼお店と同じセットアップを完備しています。 このトレーニングルームでは、オニバススタッフによる「ドリップ講習」や「エスプレッソ調整」など毎回テーマを変え、パートナーである卸先の方と意見交換をしながら合同勉強会を毎月開催していました。残念ながらその後のコロナ禍で定期的な開催は難しくなりましたが、現在は卸先のお客様に向けての「マンツーマントレーニングも」をご希望に応じて実施しています。 コーヒートレーニング実例!「HEY COFFEE」 先日は埼玉県戸田市のHEY COFFEEチームが八雲店に研修に来てくれました。 HEY COFFEEは2017年4月のオープン当初からオニバスのコーヒー豆を扱っています。現在はHEY...
スペシャルティコーヒー豆の「量り売り」はじめました!〜必要な分だけ、お得なコーヒー豆の買い方〜
お気に入りのタンブラーを持ってコーヒーショップにコーヒーを買いに行く人が増えています。デザイン性と機能性に優れたタンブラーを利用することで、コーヒーライフが豊かになるだけでなく、使い捨て容器の削減につながったり、ドリンクがお得に買えたり。マイタンブラーによる様々なメリットはこちらの記事でもご紹介した通りです。 そして、みんなが嬉しいこのアイデアを豆を販売するときにも使いたいと考え、この度オニバスコーヒーの各店舗で、容器を持参のお客様にコーヒー豆(粉)の「量り売り」サービスを始めることにしました! 脱パッケージへ オニバスコーヒーでは、2020年から「サスティナビリティ担当」を設けています。活動の一環として環境負荷を削減するためにプラスチック製品をできるだけ使わない取り組みをすすめていて、2020年秋にコーヒー豆のパッケージの素材を *生分解性のものに切り替えました。結果として、それまでの石油由来プラスティック製のパッケージの使用はほぼゼロにすることができました。 *生分解性・・・土中などの微生物のはたらきによって無機物(水と二酸化炭素)に分解されること しかしながら、生分解性であってもパッケージは「使い切り」であることに変わりありません。環境省の調べでは、家庭から排出されるごみの半数以上が容器や包装だったという調査結果も出ています。その上、資材の輸送にかかるエネルギーも考えると、本質的な課題解決のためにはもう一歩踏み込んだ取り組みが必要だと思っていました。 私の所属する八雲店には、以前から空き容器や保存バッグを持参してコーヒー豆を買いに来てくれるお客様が複数いらっしゃいました。素晴らしい心がけとアイデアに感心しつつ、この素敵なアクションをもっとたくさんの人に知ってもらえば、「パッケージを必要としない豆の売り方ができるのでは?」という期待を感じました。 そして、私たちオニバスコーヒーでは、「お客さまに容器を持参してもらうことを推進するために何ができるか」を考え、「量り売り」のアイデアに至ったのです。 サスティナブル意識の高いサンフランシスコや、ヨーロッパにおけるパッケージフリー化を牽引するフランスでは「バルクショップ」と呼ばれる量り売りの店が日々の生活に浸透しているといいます。日本でもオーガニック食品や日用品などの量り売り専門店も増えているので、利用したこともある人もいるのではないでしょうか? サスティナブルでお得な量り売り 私たちがいくら「サスティナブル」な取り組みとして、「量り売り」を提案したところで、お客様に行動していただけなければ意味がありません。オニバスコーヒーでは街のコーヒーショップとして、社会・環境のために何ができるかを考え、できれば循環に繋がるような仕組みを作っていきたいと考えています。そこで、お客様が気軽に「量り売り」でコーヒー豆が購入でき、環境にも優しい提案を用意しました。 ・10g単位から買える パッケージングされたものは100g・200g・500g・1kgと内容量が決まっていますが、量り売りではコーヒー豆を10g単位で販売しています。 「200gじゃ少ないけど500gだとちょっと多い」 「いろんな種類のコーヒー豆を少しずつ試したい」 「キャニスターにぴったり収まる量だけ購入したい」 など、お客さまの本当に必要な量に合わせて購入できるので無駄がありません。「1杯だけ飲みたいから10gだけ」でももちろんOKです。「今回はこの種類とこの種類の豆を飲み比べてみよう。」なんてことも気軽に楽しめて、様々なコーヒーを楽しみたい方にもおススメの購入方法です。 ・通常価格よりお得に買える 今回の取り組みにあたりオニバスコーヒーでは、パッケージやラベル分のコストをコーヒー豆の価格に還元することにしました。豆の種類や購入量によりますが、パッケージングされたものより数十円ほどお得にお求めいただけます。 「容器を持ってくるのはちょっと面倒」「周りにやってる人がいないから...」その気持ちも理解しています。だからこそ、お客様のハードルをぐっと下げることができればと思っています。 量り売りでコーヒー豆を購入してみよう! ではお店でどのように購入するかご説明。利用方法はとっても簡単ですよ! ①家にある容器を持参する ↓↓↓ ②コーヒー豆(粉)の種類と量を決める ↓↓↓ ③お会計 たったこれだけ。...
ONIBUSのバナナブレッドの魅力に迫る〜厳選食材で作る想いとこだわりの逸品〜
オニバスコーヒー全店舗で販売しているONIBUSの「バナナブレッド」。皆さん、一度はお試しただいたこがありますか? バナナのあま〜い香りと、しっとりとした生地で、スペシャルティコーヒーとの相性もバッチリ。オニバスで働くスタッフもみんな大好きなお菓子の1つである、このバナナブレッド。今回は、そんなバナナブレッドに関する魅力をたっぷりとお伝えします。 ・シンプルで毎日食べたくなるお菓子を 生産者が大切に育てたものを最大限に生かす為に、素材はなるべくシンプルに、余計なものは使いません。なおかつ美味しくて身体にも負担がなく、毎日でも食べたくなるようなお菓子。老若男女問わず楽しんで頂くためにも、安心安全なお菓子作りを目指しています。 ・生産者と消費者を繋ぐ オニバスコーヒーのコンセプトである、”人と人を繋ぐ”こと。 お菓子を通して”生産者と消費者を繋ぐ”ことを大切にしています。 その為に可能な限り農家さんへ足を運び、生産者の方々のお話やこだわりを聞き、より深く素材そのもののことを理解するよう努めています。その素材に込められた想いを大切に引き継ぎ、お菓子作りをしています。 自然と食の大切さを伝えながら、やさしい自然由来の味にこだわったお菓子を作り続け、その繋がりを広げていくことが何よりもの想いなのです。 選び抜いた素材で作るONIBUSの「バナナブレッド」 私たちが自信を持ってお届けする「バナナブレッド」。大切に食べてもらいたい、おいしいといって笑顔になってほしい、そんな気持ちでいつも作っています。だからこそ、素材も厳選したものを使用しています。 ・小麦粉 Photo by Marta Robles Diaz on Unsplash 栃木県那須・古谷農産さんの無農薬小麦粉。 「百年先 我らのまだ見ぬ子孫にも 郷土の自然と食を伝えましょう」という理念を掲げ、有機農業に取り組んでいる4代続く農家さんです。古谷農産さんの小麦粉は、大切に育てた日本在来種の小麦から農薬・化学肥料を一切使用せず作られています。 よく焼き菓子に使われる小麦粉は薄力粉が多いのですが、こちらの小麦はサクッと歯切れが良く、噛み締めるほどに粉の味が感じられる”中力粉”。ONIBUSのほぼ全てのお菓子に使用しており、この小麦粉に出会ってからお菓子の味わいがより一層味わい深いものに変わりました。 ・たまご 千葉県旭市・赤座農場さんのたまご。 一般的なたまごの生産はほとんど、輸入種の親鳥が密飼いされ育てられています。しかし、赤座農場では国産鶏種のみ、光が差し込み風通しの良い開放感のある場所で鶏にストレスを与えることなく育てています。 また、たまごは餌によって味わいが大きく変化すると言われていますが、赤座農場は鶏たちのえさにかなりこだわりをもっています。一切飼料添加物は使用しておらず「Non-GMO」や「ポストハーベストフリー」の飼料を使用。Non-GMOとは、遺伝子組み換えでないもの、ポストハーベストフリーとは、収穫後の農薬が不使用であるものをいいます。 日本の気候や風土に適した丈夫な国産種を産まれたてのヒナから鶏まで育て上げ、その間の飼料や環境の一貫性を保つことでストレスを与えることなく育て上げることができます。健康に育った鶏の「たまご」は、本来たまごのもつ自然な味わいを楽しめるのです。 ・油...
初公開!お客様がみえないONIBUSカウンター越しの攻防〜バリスタ×ドリップ×レジ、3人が奏で...
ONIBUS COFFEEでのドリンク提供スピードを意識してご覧になったことはありますか? 私たちオニバスコーヒーでは「クオリティ」という言葉の定義を、コーヒーの品質や味だけでなく「提供スピード」も含めています。 ・レジの人はどういう順番でバリスタへオーダーを伝えるのが簡潔で漏れがないか? ・各ポジションのスタッフ全員が、いかに無駄な動きを減らし最速で皆様へコーヒーをお届けできるか。 我々はここを何度も議論して「店舗オペレーション」を設計しています。「簡潔でスマートかつフレンドリーなコミュニケーションと、クオリティの高い最高の一杯をお届けしたい」これこそが、オニバスコーヒーが大切にしている想いなのです。 今回は、オニバスコーヒー全店舗ひとりひとりが徹底している「店舗オぺレーション」の秘密を、著者が在中している中目黒店を例に、徹底解説します! <ONIBUS流オペレーション徹底解説!> 大切なのは、各ポジションごとの動き。中目黒店では、①レジポジション②ドリップポジション③バリスタポジション、と基本は3人のオペレーションでまわしています。 ①レジポジション お客様のオーダーを聞き、それを正確にバリスタへ通す役目。ただオーダーを通せばいいというだけではなく、様々なオーダーが重なる中でそのドリンクが確実に作られているかをきちんと確認し、お客様へ提供されるまでのスピードをコントロールしなければなりません。 実は、全ポジションの中で一番難しく、オペレーションがスムーズにまわるかどうかの要と言っても過言ではありません。簡潔に分かりやすく必要な情報を全て伝える、その通し方が肝。 我々が考える、スマートなオーダーの通し方の基本構造はこのようになります。 まずお客様から注文をいただいたら、最初にカップ(店内用かテイクアウト用)と、サイズを他のポジションのメンバーへ伝えます。この時点で他ポジションのメンバーは適切な容器を用意します。 その後、エスプレッソ系であればそのエスプレッソが”シングルショット”か”ダブルショット”かを伝え、ドリップであればオリジン(豆の種類)を伝え、他のポジションのメンバーは必要な準備に取り掛かります。 次に、ホットかアイスか、ビバレッジ名、という順番で伝えることで、レジポジションは既にドリンク作成に取り掛かっている様子を確認すると共に、そのお客様のオーダーと合っているかダブルチェックを行っています。氷少なめ・シロップ入り・ラテ熱め、などのお客様のその他要望も漏れなく。 細分化して簡潔にオーダーを他ポジションへ伝えることで、スピード感をもってお客様にドリンクを提供することが可能になります。しかし、さらにもうワンテンポ迅速にオペレーションをまわす為に、お客様との注文のやり取りをバリスタが聞こえるように、敢えてオーダーを「復唱」しています。オーダーを通す際に飲食店でよく行われているのは、レシートを印刷して並べたり、メモや伝票に書き留めたり。我々はそのようなことはせず、少しでも早く、全情報をバリスタへ口頭で流すことで、素早くお客様の商品が提供できる体制を構築しています。 ②ドリップポジション ドリップコーヒーのクオリティを管轄し、かつレジとバリスタの掛橋となる役目。 ハンドドリップのオーダーが入った際にドリンクを作りながら、あるいは目の前で出来上がりを待たれるお客さまと会話をしながら、レジとお客様のやりとりに耳を向け続けています。それを確実に聞き分け、どんな作業から取り掛かるのがベストであるかを理解していることが重要になってきます。 また、出来上がったドリンクを提供するのもこのポジションの役目。どのお客様へどのドリンクが渡るべきかをしっかりと認識しており、お声かけをします。 このように一度に多くのことを平行して行う必要があるので、四方八方に意識を向けることや洞察力が試されるポジションと言っても過言ではありません。 このポジションの人は上記の任務に加え、バリスタが動きやすいようにしっかりと動線を捉え、常に細やかな補佐をしていくことも必要になっていきます。 ③バリスタポジション エスプレッソ系ドリンクのクオリティとスピード感を保ちドリンクを作り続け、味にフォーカスする役目。お客様へ美味しいドリンクを淹れ続けることが何よりもの任務です。 エスプレッソは気温や湿度、焙煎日の変わるタイミングなどによって1日を通して必ずと言っていいほど、味わいが変化します。その変化をしっかりと踏まえ論理的に、かつ自分の味覚や視覚を頼りに調整をし、クオリティを維持し続けなければなりません。 調整のタイミングで味が決まらずドリンクの作成と提供までに時間が掛かってしまうと、出来上がりを待つお客様が増えてしまい、一旦オーダーを止めなければならない事態になり兼ねません。バリスタがいいスピード感でクオリティを保ち続けるからこそ、レジの人がスピード感をもってオーダーをコントロールしていけるのです。 ”オニバスコーヒーの味”を司るポジションとなるので、まずはエスプレッソマシンとコーヒーに真正面から向き合う集中力を要します。それでも、コーヒーばかりに集中してしまうと周りが見えなくなってしまうので、もちろんバリスタも他ポジション同様、常に顔をあげ周りに意識を向けることや細やかな気づきが必要なのです。 <ONIBUSオペレーションで大切にしていること> Photo...
バリスタが語る自転車通勤のススメ!〜6年間自転車通勤をして感じるメリットとは?〜
ONIBUSの記事なのに自転車? そう疑問に思った方も多いかもしれません。ちょっとコーヒーの話とは違いますが、気分転換に気楽に楽しんでもらえると嬉しいです。 新しいライフスタイルが徐々に浸透してきた昨今、たまに行く出社での電車通勤に疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?在宅ワークも増え、ちょっとした運動がしたいという方にピッタリな移動手段、それが自転車です。 ONIBUSでは自転車通勤のスタッフがとても多く、月に一度の社員MTGでは自転車屋さん?と思うほどの台数になることもしばしば。何気なく自転車通勤を始めたONIBUSスタッフも実際に継続することで多くのメリットを感じているようです。 そんな中、通勤はもちろんのこと趣味として自転車を乗り倒している筆者は、ONIBUS入社以来、ほぼ毎日片道約10km、往復で約20kmの自転車通勤をしています。休みの日には山へ行き、未舗装の道なき道を60-100km以上走破。そんな筋金入りの自転車乗りである筆者が自転車通勤をオススメする理由や、メリットなどをご紹介します。 1、とにかく気持ちいい! Igor Lypnytskyi on Unsplash シンプルに自転車移動は「とにかく気持ちいい!」です。 日の光を浴びて、季節や街の移り変わりを肌で感じ、進んでいく感覚は何にも変えがたい気持ちよさです。冬の朝は冷え込んでいて多少ハードですが、春夏秋の朝は気温も丁度良く、清々しい感覚を味わえます。慣れてくれば冬の朝も楽しめるはずです! 仕事が終わってからの帰路では、固まった体をほぐしながら今日あったことを考えたり、ちょっと嫌なことがあっても体を動かすことでリフレッシュ。当たり前といえば当たり前ですが、自転車は孤独な乗り物なので、一人が好きな方にもとてもおすすめです。自分のペースで寄り道できるのも楽しみのひとつ。自分にとっては、仕事とプライベートの切り替えとして自転車に乗ることがスイッチになっている感覚もあります。 2、時間・場所の制限が変わる Lukas Blazek on Unsplash これが一番大きなメリットかもしれません。自転車通勤を行うことで、公共機関を待つという「時間のストレス」から開放されます。もちろん終電も関係なくなるので帰りたいときに帰れますし、人と接することがほとんどなく移動することが出来ます。 そして公共機関に依存しないことで、「場所」という制約も軽減されることになります。最初はどうしても公共機関での移動の方が到着が早いですが、道に慣れてくるこんな道があったんだ!やこの道とこの道は繋がっていたんだ!など新しい発見が嬉しかったり。 ぎゅうぎゅうな満員電車に乗って出勤するのと、季節を感じ、外の空気を吸いながら出勤するのとでは仕事の始まり方、気持ちも大きく違ってくるのではないでしょうか。 3、気になるお店・場所を見つける Rabie Madaci on Unsplash 個人的にとても大きなメリットのひとつが「気になるお店や、場所を見つけること」です。自分の好きなルートを選んで移動することで普段の通り道では見つからなかった駅から少し離れたお店や、気になる場所なども見つけることが出来ます。 「毎日朝からあのお店開いているな。ちょっと早く出て寄ってみようかな。」 「この道とあの道が繋がってたんだ!」...