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読書の秋!世界のコーヒーの本たち〜秋の夜長のお供に〜

知られざるコーヒーの本たち

コーヒーがホットでもアイスでも美味しく楽しめる秋は、コーヒーを味わうベストな時期。

そして「秋」といえば、食欲の秋や芸術の秋とも表現されますが、今回は「読書の秋」ということで、世界のコーヒーの本を厳選して紹介しようと思います。

カフェの紹介などは雑誌の特集などでもよく目にしますが、コーヒーに特化した本を読んだことがある人は意外に少ないのではないでしょうか。インターネットで様々な記事が読める便利な現代ですが、コーヒーの書籍は図解なども多く、実物で大きく広げて見てみるのがオススメ。気になるものは是非、手に取って読んでみて下さいね。

①現代スペシャルティコーヒーの大事典

「THE WORLD ATLAS OF COFFEE」

James Hoffmann 著 日本語訳有り

まず初めにご紹介するのは、2007年のワールドバリスタチャンピオンにも輝いたイギリス人ジェームス・ホフマン氏によって書かれた「THE WORLD ATLAS OF COFFEE」です。この本ではスペシャルティコーヒーの基本知識が分かりやすく網羅されています。カラフルな図解や産地の写真も多く、少し小難しくなる話も楽しく読むことが出来ます。品種精製(以前記事も併せてどうぞ!)はもちろん、エスプレッソやフィルターコーヒーの抽出、焙煎なども概要が分かるようになります。筆者も家で何かとペラペラ開くことの多い辞書的な側面もあります。文量はかなりあるので、一気に読むのはなかなか骨が折れますがゆっくり楽しんで下さい。

 また、ジェームス・ホフマン氏はコーヒーギークの間では有名なユーチューバーでもあり、様々なコーヒーコンテンツを展開しているので気になる方は見てみて下さい。筆者もほぼ全て見てます。笑 当たり前ですが、英語なので頑張って聞き取って下さいね。

②どの人にも読みやすく開かれた名著

「COFFEE WITH TIM WENDELBOE」

Tim Wendelboe 著 日本語訳有り

次にご紹介するのは世界のスペシャルティコーヒーの礎を築いた一人であるティム・ウェンデルボー氏の書いた「COFFEE WITH TIM WENDELBOE」です。ティム・ウェンデルボー氏はノルウェー出身のバリスタ、ロースターで2004年にワールドバリスタチャンピオンに輝き、翌年2005年にはワールドカップテイスターズチャンピオンにもなって二冠を達成したまさにレジェンド。そんな彼の人柄を表すように、コーヒーにまつわる事柄を非常に分かりやすく、難しい言葉を使わずに書かれています。書籍自体は少し大きめですが、多くの写真とそこまで多くない分量で意外とサクッと読めてしまいます。コーヒーを美味しく淹れるために必要な物や、コーヒーの生豆の大切さ、コーヒーの購入など他の書籍にはないユニークな項目もオススメする一つの理由です。バリスタとしての心得などコーヒーを仕事にする人にも刺さる良い文章がたくさん。コーヒーと向き合うモチベーションが上がりますよ。

③バリスタの技術や表現が事細かに記載

「新しいバリスタのかたち」

阪本 義治 著

お次は、日本で多くのバリスタチャンピオンをトレーニングしてきた阪本義治氏が書いた「新しいバリスタのかたち」。上にご紹介した2冊とは違った角度で、コーヒーの味の取り方、表現方法、抽出の調整など具体的に記されています。日本語で書かれたものの中でここまで丁寧なものは他にないのではないでしょうか。2012年に発行された本ですが、今でも通じる知識が満載です。これからバリスタになりたい!バリスタとして働いているけど、もっと技術的な知識を学びたい!という方にもおすすめの一冊です。コーヒーが大好きな方々には、皆さんが普段お店で楽しむラテやドリップコーヒーが多くの技術的背景を伴って作られていることが分かるかもしれません。ただし、コーヒーの技術革新は非常に速いので、これが全てとは思わずこの知識をベースに新しい知識もどんどん入れていきましょう!

④これぞコーヒーの本のクラシック

「ESPRESSO COFFEE : PROFECIONAL TECHNIQUES」

David C. Schormer

いわゆるコーヒーの専門書というところで、最初の書籍とも言えるクラシックな一冊がデビッド・ショーマー氏が書いたこの「ESPRESSO COFFEE : PROFECIONAL TECHNIQUES」です。初版はなんと1996年!現代のスペシャルティコーヒーの理論が体系化される前からある本ですが、基礎的なコーヒーに関する専門的内容は網羅された書籍です。

日本語訳もなく、さらには日本で出回ることがほとんどないため、法外な価格で売られていたりします。正直、①、②で紹介している書籍の方が分かりやすく手に入りやすいのですが、手に取るチャンスがあればチャレンジしてみるのいいかもしれません。英語なので頑張って下さい。

最後に

みなさんが読んだことがある本は今回紹介した中にありましたか?コーヒー関連の本は数多くありますが、スペシャルティコーヒーに特化した本は意外と少なかったりします。コーヒーが好きでもっと勉強してみたい方にはもちろん、バリスタ、ロースターとして最前線で働く方にも楽しんでもらえる本を選んでみました。気になる本があったら是非調べてみてくださいね。実はまだまだ他にもご紹介しきれないほどユニークな本がありますので、気になる方は渋谷ABOUT LIFE COFFEE BREWERS寄った際に筆者に声を掛けて下さい。笑

今日もコーヒーを楽しんでいきましょう!