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実は間違い?! 酸っぱくならない浅煎りスペシャルティコーヒーの淹れ方|ONIBUS COFFEE

「コーヒーは、1滴ずつじっくり淹れるのがいいんだよね〜」
「注いだ時に豆が膨らむほど新鮮でよいんだよね〜」

はい! まずはその常識、全部捨ててください!

特に、浅煎りのスペシャルティコーヒーはおいしく飲めないと言われることも多く、その原因が抽出の仕方が間違っていることにあるのです。

スペシャルティコーヒーはとにかく高品質な豆であるので、正しく抽出できれば、自然派ワイン(ヴァン・ナチュール)のように風味豊かなほんとうにおいしい一杯になります。

おいしくならないのは、淹れ方が違う――。

今日はそのお話をできたらと思います。

 

1. 器具を準備

  • ケトル(カリタ)
  • ドリッパー(HARIO V60)
  • サーバー(HARIO)
  • スケール
  • タイマー
  • ペーパーフィルター
  • スプーン
  • グラインダー(ポーレックス、Wilfa)

グラインダー、ケトル、ドリッパー、サーバー(1杯ならコーヒーカップに直接でも可)この4つはどうしても必要ですし、持っている方も多いのではないでしょうか。

<ケトル>

やかんは細口で注げるものがよいです。 ONIBUS COFFEEでは、注ぐ際の湯量調節が簡単で、コストパフォーマンスもよいカリタのものをオススメしています。 (カリタ 細口ポット

<ドリッパー>

ドリッパーはお湯の落ち方にもろに影響しますので、特に重要です(浅煎りは手早く抽出したいので! )。 ONIBUS COFFEEでは、HARIOのV60をおすすめしています。 プラスチック製のものなら安くてお手軽ですが、セラミック製のものは耐久性や見た目が良くてオススメです。 (ONIBUS COFFEE限定モデルもありますので、ぜひチェックしてくださいね! )

<スケール&タイマー>

そして、ぜひ(というか、必ず! )加えてほしいのが、キッチンスケールです。 コーヒー豆の重さと、お湯の量を測ります。 「コーヒースケールで1杯」みたいな計量をしている方もいらっしゃいますが、コーヒーの抽出は、豆とお湯の比率が重要です! ****豆は品種や産地や焙煎度合いでぜんぜん質量が違いますし、とにかく少しの重さのブレが、美味しさに直結してきます。 ここはぜひ、だまされた! と思って一度ちゃんと測ってみてください! おすすめは、重さと時間が測れる一体型のもの。 HARIOのものが見た目もスッキリしていてよいです。 (HARIO ドリップ スケール

<グラインダー>

これも重要です。 ポイントは、均一に早く挽けること、静電気がたたないことです。 前者は味に、後者は毎日の使い勝手に影響します。 お手軽なのはポーレックスの手挽きミル。 旅行にも持ち運べるので一つ持っていて損はないです。 毎日コーヒーを飲む方には、電動ミルがオススメです。 ONIBUS COFFEEでも取り扱っている、Wilfaのミルほんとうにおすすめです。 味が変わった! という声もいただきます。 他の電動ミルに比べてもリーズナブルですし、シュッとした北欧デザインは場所も取りません。 ぜひお試しください! (Wilfa SVART Aroma コーヒーグラインダーCGWS-130B) 


2. お湯を沸かすお湯の温度は90℃〜95℃。

ドリップコーヒーはドリッパー内部の温度管理が難しいので、大体で大丈夫。ヤカンや給湯器などでお湯を沸かして、容器に移すと大体そのくらいの温度です。


3. 豆を計量

ONIBUS流は、1杯につき13g(お湯は225ml)。 2杯なら26g(お湯は450ml)。 たくさん淹れたい方は豆1g:お湯17.3mlを守っていただければ大丈夫です!


4. 豆を挽く

ドリップコーヒーでは基本的には中細挽きです。 ポーレックスなら「一番細かい状態から(ネジを最後まで締めあげてから)カチ、カチと5,6回緩める」、Wilfaなら「FILTER〜AERO PRESSの間」に設定するといい感じです。


5. 豆をセット

サーバーとカップを温めたて、ペーパーフィルターの上に平らに豆をセットします。 湯量を計るためスケールをゼロリセットしましょう。

6. 蒸らし注ぎ(40g 10秒)

さあ、一投目のお湯を注ぎましょう。 タイマーをスタートさせます。 まずは、40gのお湯を10秒以内で注ぎます。 全体に染み渡るようにまんべんなくクルクルと。 思っているより勢い良く注いで大丈夫です!

\ さらに上級者は /

この時、もし余裕があれば「スプーン」でジャバジャバとかき混ぜながら注いでみてください。 浅煎りの豆は重くて底に沈みやすいので、お湯が均一に行き渡るように意識してみてください。 利き手にスプーンだとやりやすいです。


7. 蒸らし(30秒)

そのまま30秒待ちます(要するにタイマーが0:30になるまで待ちます)。 蒸らすことで、豆の風味を引き出しクリーンな味わいを作り出します。 コーヒーのいい香りを楽しみながら待ちましょう。

8. 2投目以降(80g→60g→45g  3回 = 合計225g)

その後30秒毎に、お湯を80g60g45g3回に分けて225gmで注ぎます。ドリッパーの中心から外側へ、 外側から内側へ」とクルクルと円を描くように注いでいきます。 2投目以降はかき混ぜなくて大丈夫です。 225gになったら、お湯が全て落ちきるまで待ちましょう。

2分30秒〜3分ですべて落ちきるのを目指しましょう。 それ以上伸ばしても、おいしい成分は抽出しきってしまい、かわりに雑味のような味が出てきてしまいますので、必ず3分以内で終われるようにしましょう。 抽出後、粉がフラットな状態になっている のがベストです!

抽出まとめ

タイマーをスタート!

  • 0:00 蒸らし注ぎ
  • 〜蒸らし(30秒になるまで)〜
  • 0:30  1回目注ぎ
  • 1:00  2回目注ぎ
  • 1:30  3回目注ぎ 225gまで注ぐ
  • 2:30〜3:00 お湯がすべて落ちきる

 

\ 早く落ちてしまう or なかなか落ちない /

挽き目が荒すぎると早く落ちてしまい抽出しきれず薄くなってしまいますし、逆に細かすぎるとなかなか落ちず過抽出になりがちです。 挽き目を調整してみて抽出時間をコントロールしてみましょう。

ONIBUS COFFEEとしては、できるだけよいグラインダーを導入することをおすすめしています。 安定して味をコントロールするには、豆を均一に挽けることがなにより大事になってきます。 スイッチひとつなのでとても簡単です。 忙しい朝にもストレスなくおいしいコーヒーが飲めるようになるので、ぜひトライしてみて下さい。Wilfaのグラインダーをオンラインストアで販売しています。 ほんとうに味が変わりますよ!


いろいろ試して、自分にスペシャルな一杯を

いかがでしたか? 文字で見ると難しそうに思われるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。 何度も試してみてくださいね! 抽出について、もっと知りたい! うまくなりたい! という方は、ワークショップも開催していますので、ぜひぜひご参加ください。 (Facebookをフォローして開催情報をチェックしてください