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4月1日オープン!ONIBUS COFFEE 自由が丘店 〜マネージャーが語る舞台裏①〜

4月1日オープン!ONIBUS COFFEE 自由が丘店 〜マネージャーが語る舞台裏①〜

こんにちは、ONIBUSスタッフの村上です。

皆さん花粉症は大丈夫ですか?年々酷くなっていく花粉症に悩まされ、免疫力を高める為、腸活・温活など様々なことを試していたので「今年はなんか行ける気がする!」と豪語していたのも束の間、自転車で移動中に今年もしっかり発症しました。目的地に着くと止まらないくしゃみ、鼻水、目の痒み。。花粉の猛威に全面降伏しデザレックスという強そうな名前の薬を飲み始めました。免疫力、引き続き高めたいです。

さて、今回初めてブログ記事を担当するのですが、ブログって読むのと自分で書くのじゃ大違いだなって冒頭から思っています。何から書き始めていいのか分かりません!が!既にSNSやプレスリリース等で情報解禁している、ONIBUS COFFEEの4号店目となる自由が丘店オープンの裏側を、自由が丘店を担当する村上が2週に渡り少しずつお見せしたいと思います。

さまざまなイベントが予定されている10周年イヤー。一大プロジェクトのひとつである自由が丘店についてもお見知り置きをお願い致します!

サスティナブルなまちづくりを推進する複合ビル「arbre自由が丘」

今春オープンした複合ビル「arbre自由が丘」

ONIBUS COFFEE自由が丘店は、今年2月にできたばかりの「arbre自由が丘」という建物の一角に入居します。自由が丘駅から徒歩3分ほどのこちらの建物は、東急株式会社が手がける、東急線沿線のサスティナブルなまちづくりを推進するプロジェクトの一環として誕生しました。飲食店舗と賃貸住宅からなる複合ビルで、フランス語で「樹木」を意味する「arbre(アーブル)」と名付けられました。その名の通り、建物デザインは、元材木商であるオーナーの木への思いが表現され、外装にも木材がふんだんに使用されています。

ONIBUS COFFEEが入る1階の商業区画のコンセプトは「食を通じたサスティナブルな社会への貢献」です。オーガニックワインを中心に提供し、生産者と購入者をつなぐイベントやセミナーを行う”VIRTUS(ウィルトス)”は3月より営業中で、すでに多くのワインファンで賑わっています。その他には、食料品を製造・販売する老舗ブランドが手がける初の飲食店舗の開業も控えています。

2・3階の住宅区画は、ITエンジニア・クリエイター向けの賃貸住宅になっています。入居者同士のコミュニティの形成や、全国34箇所のワ―ケーション施設の提供などを通じて、IT領域を成長させるコミュニティが生まれる拠点づくりに取り組んでいます。入居するのに面接があるそう。まだ募集していたので気になる方は是非!

ONIBUS参加決定までの経緯

過去のブログでもお伝えしてきたように、ONIBUS COFFEEは、コーヒーショップを運営する中で環境負荷を低減するため様々な取り組みをしてきました。リユースカップサービス「CUPLES」の開発・リリースや、コーヒーかすを培養土やコーヒー石鹸にアップサイクルした商品の製造・販売など、消費から循環させる仕組みを作り実践しています。

こうした活動をきっかけにご来店いただくお客様も多くなってきた中で、今回「サスティナブルな社会への貢献」をコンセプトにした「arbre自由が丘」にお声掛けいただきました。私たちの活動が着実に届き始めていることを実感します。

また、オニバスコーヒーが創業した奥沢は、自由が丘店から徒歩10分ほどの場所にあります。10周年を迎えた節目の年に、こうして同じエリアに出店することが出来ることにも感慨深さがあり、何かの縁を感じています。

ONIBUS COFFEE初のカフェスタイル

デザートイメージ

オーナーの坂尾をはじめ、オニバススタッフの多くが、オーストラリアや北欧などのカフェカルチャーに影響を受けてきました。カフェでカジュアルに、美味しいコーヒーと一緒にクオリティの高いブランチやナチュラルワインを楽しめたら、という想いからこの自由が丘プロジェクトがスタートしています。

自由が丘店は、コーヒーはもちろん、生産者や産地の透明性の高い季節の食材で作るワンプレートのブランチ、移設でパワーアップしたmyownデザートなども充実、お酒も楽しめるONIBUS COFFEE初となるカフェスタイルで営業します。

初めての試み満載ですが、コーヒーや良いお店作りに真摯に向き合いつづけてきた私たちの一つの集大成であり、ここが新たな発信とコミュニティの場となることを目指しています。

サスティナブルな店舗作り

川根本町での製材

今回のONIBUS COFFEE 自由が丘の店舗は「循環」を一つの大きなコンセプトとしています。

内装設計

内装設計はオーナーの友人でもあり、奥沢のオニバス1号店目からの常連のお客様でもある『干田正浩建築設計事務所』の皆様。店舗のデザインには、代表の坂尾とCSO山田、設計士の干田さんが、静岡県川根本町の山で自ら間伐した杉の木を使用しました。成熟した樹齢30〜40年ほどの杉の木は、適切に間伐を行うことで林の保全にも繋がります。国産の木材を内装のシンボルとして使うことで、都市の中でも自然を感じられる作りにしました。

コンポストの設置

敷地にはコンポストを設置し、コーヒーカスや調理過程で排出される食物残渣を堆肥化し、産業廃棄物の減容に取り組みます。また、公共コンポストの役割を担うことも今後の目標としています。

CSA(=地域支援型農業)の取り組み

自由が丘店は、ONIBUS COFFEE各店舗で使用しているさとうきびストローでもお世話になっている、株式会社4natureのサービス『CSA LOOP』の拠点としても活用します。提携した東京都東久留米市の農家・奈良山園とCSA会員の季節の農作物を通じた交流の場を提供し、提携農家からは店舗でフードメニューに使う食材の調達や、非会員への直売も予定しています。現在会員募集中です!詳しくはサイトをご覧ください!

新店舗立ち上げで思うこと

内装工事中の様子

この自由が丘プロジェクト、コロナ禍の影響による資材不足や、様々な出来事が重なり、当初想定していたよりも大幅に遅れてのオープンとなりました。しかしながらこの時間は、構想を練ったり、自分達がONIBUSで表現したいものは何かを熟考したりする期間にもなったと思います。

私自身もONIBUSに入社し5年、特にこの1年半はスーパーバイザーとして各店舗を回りながら、「美味しいコーヒーとは、良いサービスとは、良いお店とは何か」を日々模索しています。

良いお店だなと感じる要素は人それぞれだと思います。私は、スペシャルティコーヒーを扱うコーヒーショップとして、コーヒーのクオリティを追求し続けるのはもちろん、血の通ったコミュニケーションや、お客様に合わせたホスピタリティがあって初めて良いお店だと感じているのがわかりました。そしてそれこそが、「カフェが地域のコミュニティになること」であり、「街の価値を高めること」に繋がるのではないかと思います。そして、「世界観があること」も私の考える良いお店の条件の一つです。お店の味や商品や雰囲気、サービス、内装などそれぞれにそれを体現しているものを見るとぐっ、、とくるので、自分もお客様に世界観を感じてもらえるものを作りたいなあと強く思います。

私は新店舗オープンに携わることになり、この半年ほどは、店舗出店に必要な資格や設備を準備したり、設計の方や関係各所の方との打ち合わせ、メニュー決め、人事採用など諸々のことに関わっています。しかしながら、立ち上げの経験は初めてなので、毎日知らなかったことを知り、新しい視点に気付き勉強になることばかり。お店ってこうやって出来ていくんだなあというのを体感し、常にどきどきそわそわしています。正直、最初は一寸先は闇!というくらい不安しかなかったのですが、少しずつ形が見えてくるワクワク感と、早くここでお客さんに楽しんでもらいたいな〜という気持ちが日に日に大きくなっています。

まだまだスタッフ募集してます!

とはいえ、まだいちスペシャルティーコーヒーショップ・ロースターであるオニバスがこれまで実績のない「キッチンやパティスリーを構えるカフェ」でのバリスタ兼サービススタッフ、シェフやパティシエを見つけるのは難しく、人探し難航中…!4月末にはアバウトライフ2号店、夏には那須出店も控えているなど盛り沢山すぎる10周年イヤー!

私は、ONIBUSは学びや成長の機会が多く、自分らしく働ける会社だなと思っています。今ならまだ間に合うので、是非一緒に働きませんか?

さいごに

内装工事中の様子

自由が丘店のグランドオープンは4月1日を予定しています。

また、自由が丘店のオープンを機に、奥沢店は4月から金土日の週3日間の営業となります。日頃より奥沢店をご利用いただいているお客様にはご不便をお掛け致しますが、ぜひ自由が丘店にも来ていただけると嬉しいです。

良いものを形に出来るようスタッフ一同邁進しておりますので、是非一度、いや何度でも!足を運んで頂きたいです。何より自分達が、「休日もここにコーヒーを飲みに来たい」と思えるお店を作りたい!

さて、2週連続でお届けする自由が丘店の舞台裏。オープンを間近に控えた次週はメニューやチームのことなどをさらにご紹介予定です。お楽しみに!

 

ONIBUS COFFEE 自由が丘店

2022年4月1日オープン

住所: 東京都目黒区緑が丘2丁目24-8 arbre自由が丘

営業時間:10:00-17:00(不定休)テイクアウトあり

※9:00-18:00から変更いたしました。

text by Yuuki Murakami