初心者のためのスペシャルティコーヒーガイド!〜中編:迷うのが正解!コーヒーの選び方〜
前編ではスペシャルティコーヒーの美味しさのひみつは「手間暇をかけることと、徹底した品質管理」であることをご紹介しました。中編は、お店でのコーヒーの選び方・買い方です。
コーヒー専門店でコーヒーを注文するときや、コーヒー豆を購入するとき、たくさん種類があって「どうやって選んだらいいかわからない」とか、説明文を読んでもわからない言葉だらけで「コーヒーって難しい」と思った経験はありませんか?でも大丈夫。奥が深いコーヒーの世界、迷うのが正解です。まずは一歩踏み出してみましょう!
◾️ブレンドとシングルオリジン
お店で売っているコーヒーには「ブレンド」と「シングルオリジン」があります。
ブレンドという言葉はよく耳にするのではないでしょうか。「コーヒー=ブレンド」と思う方もいるかもしれませんが、ブレンドとは、言葉の通り複数の異なる生産地や銘柄のコーヒーを混ぜ合わせた(ブレンドした)もののことをいいます。農作物であるコーヒーは、年によって品質や価格が変動します。複数のコーヒーを混ぜることで、味わいをデザインしたり、他のコーヒーと味の差別化を図ったりすることができます。価格や品質を安定させることができるのもブレンドの特徴です。
シングルオリジンは、一つの農園や農協で作られたコーヒー豆のことです。産地の特性や、品種、精製の違いでユニークな味わいを作っているので、生産者がかけた手間ひまや、狙いがダイレクトに品質に現れます。もっと厳密に、シングルエステート(単一農場)、シングルファーマー(単一農家)などという場合もあり、中には年に数百キロしかコーヒーを生産しない農家もあります。「今年のこの品種の出来は素晴らしい!」など一期一会のコーヒーとの出会いは、シングルオリジンだからこその面白さがあります。
必ずしもブレンドだから安い、シングルオリジンの方が美味しいということではありません。ブレンドでもシングルオリジンでも、生産国の特徴や精製方法による味わいの傾向を知ると、コーヒー選びに役立ちますよ。
◾️産地で選ぶ

土壌の性質、栽培地域の標高、降雨量、土地に適した品種の違いなどでコーヒーの味わいは変わってきます。一般的に、アフリカ系(エチオピア、ケニア、ルワンダなど)はフルーティで、華やかで、酸味があるものが多いです。中南米系(ブラジル、コロンビア、グアテマラなど)はナッツやチョコレート、バランス良いものが多いです。ONIBUSでは扱いはありませんが、アジア諸国でもコーヒーは生産されています。
◾️精製方法で選ぶ
前編でも述べた精製方法は、水のアクセスのしやすさや地形などの条件によって、適した方法が伝統的に選ばれてきた背景もありますが、現在では味作りやマーケットのニーズに合わせてさまざまな方法を試す生産者が増えてます。
それぞれ表現されやすいのは以下の通り。
- ウォッシュト クリーンで、鮮やかな酸味
- ナチュラル ベリーやワインのような深い味わい、発酵感
- セミウォッシュト(ハニー) 透明感の中にも甘さや質感のあるコーヒー
これはあくまでも傾向であり、すべてではありません。そんなときはコーヒーショップでお店の方に聞いてみたり、パッケージに書いてある「フレーバーノート」を見てみるのがヒントになります。品種や精製技術の組み合わせの妙で、産地のイメージを覆すような味わいの多様性がでてきました。
◾️焙煎度合いで選ぶ

ステーキで、レアからウェルダンまで焼き方によって好みがあるように、コーヒーも焙煎度合いで味が変わります。浅煎り、中煎り、深煎りと表現されます。浅煎りは、酸味や風味がクリアで苦みはありません。深煎りになればなるほど、苦みが発達するとともに液体の濃度感が増します。ONIBUSは、コーヒーが本来持つ風味特性を最大限に表現するような焙煎を目指しています。その結果として浅煎り気味になっています。ONIBUSでは、もともとの品質が良いスペシャルティコーヒーのみを調達しているので、そのポテンシャルを損なわないことが、素材や生産者へのリスペクトです。
◾️豆で買う?粉で買う?
コーヒー豆の方向性が決まったら、次に気になるのは豆で買うか?粉で買うか?です。結論は、どちらでもOK!ただし、注意したいのは、保存期間です。
コーヒーは挽くと表面積が増え、そこから香味成分が飛んでいきます。そのため豆のまま保存した方が長く味や香りを保つことができます。家にミルやグラインダーがないという方は、お店で挽いてもらうこともできます。業務用のグラインダーで挽いた方が性能が良いし、なによりお手軽です。挽いた豆の風味の劣化は早くなるので1週間くらいで飲み切れる量で購入するのが良いでしょう。
まとめ

今回は選び方についてご紹介しました。味わいに影響するのは大きく2つ「産地」と「焙煎度合い」。わからないときは気軽に店員さんに相談してみましょう。とは言っても、情報だけでは味はわかりません。「飲めばわかるさ!」の気持ちでいろんなコーヒーにトライしてみてください。そのうち自分の好みがわかってきますよ。
次回は、「家での楽しみ方」編です。美味しく淹れるコツ、脱ビギナーな楽しみ方をご紹介します。

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