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ONBUS イベントレポート 〜にいだの感謝祭『自給自足の蔵』を目指す 仁井田本家〜

ONBUS イベントレポート 〜にいだの感謝祭〜『自給自足の蔵』を目指す 仁井田本家

今年のゴールデンウィークは天候にも恵まれた連休になり、国内外と遠出された方も多いのではないでしょうか?5月中旬ですがまだまだ春らしいお天気が続いていますね。

今春たくさんのトピックスがあったONBUS COFFEEですが、今回のブログは4月に参加した福島県郡山市にある酒蔵「仁井田本家」でのイベントと同酒蔵について、仁井田本家ラバーのペイストリーシェフ山中がレポートをお届けします!

仁井田本家について

仁井田本家について

まずは「仁井田本家(にいだほんけ)」とはどういった酒蔵なのかについてお話します。

仁井田本家は、福島県郡山市田村町にある江戸時代中期 1711年(正徳元年)創業の酒蔵です。「田村町」という名前の由来は数多くの水田があることから田村と名付けられたそうです。その名の通り、酒蔵へ向かう道沿いには見渡す限りの水田が広がっています。

その一画には自社栽培している農薬・化学肥料不使用の自然栽培米自社田があり、他にも県内8・県外2グループと契約栽培しているそうです。水は自社田近くの「竹の内の井戸水(硬水)」と、自社山から湧き出る「水抜きの湧水(軟水)」の天然水のみを使用し、洗米やタンクの洗浄なども天然水で行っています。

田村
完全自社米で製作している『田村』

しぜんしゅ
代表作の『しぜんしゅ』

いままで300年

これから300年

にいだは

田んぼと水を「守る」くら

酒と人を「育てる」くら

みんなが「また来たい」くら

美味しいお酒を届けるだけでなく、「これから」の未来、環境についても考え発信している姿はONIBUS COFFEEのミッションとも繋がる部分を感じました。

仁井田本家との繋がり

仁井田本家との繋がり

わたくし山中は大のお酒好きでして(笑)。クラフトビール・ナチュラルワイン、そして日本酒も大好物です。

そんな僕が初めて仁井田本家と関わりをもったのは三軒茶屋「JOE'SEMAN 2号」です。(現在池尻大橋に移店「髙崎のおかん」) 店主の髙崎丈さんは福島県双葉町出身。燗酒と料理を楽しむお店として圧倒的な支持を得ており、彼のつけたカラダに沁み渡るにいだしぜんしゅの熱燗に魅了され、いつのまにか仁井田本家と丈さんのファンになっていました。

仁井田本家は都内でも頻繁にイベントに参加されていて、女将の仁井田真樹さんとお会いする機会がありました。

ONIBUS COFFEE代表の坂尾も真樹さんと元々親交があり、昨年9月にオニバススタッフで仁井田本家へ視察に伺ったり、三軒茶屋のマーケット「SANCHA have a good MARKET」でもご一緒させていただき、今回のイベント参加に繋がりました。

にいだの感謝祭 2023年4月9日

にいだの感謝祭 2023年4月9日
酒蔵へ近づくと可愛らしい案内板が

仁井田本家の酒蔵までは東京から車で片道3時間半、郡山駅からバスで30分ほど。

今回4月9日(日)に開催された『にいだの感謝祭』は仁井田本家で毎年開催されているイベントで、女将の仁井田真樹さんよりお誘いいただきました。

イベントには仁井田本家と交友のある都内・県外の様々な飲食店の方々が参加し、日本中で愛されている仁井田本家との結びつきはお酒はもちろんのこと、蔵元の穏彦さん、女将の真樹さんの魅力的な人柄に参加メンバーの皆さん心を掴まれたからだと思います。

【参加店舗一覧】

・髙崎のおかん(東京都池尻大橋)
・KAMERA(東京都渋谷区)
・Tanigaki(兵庫県養父市)
・流しのビリヤニ(東京都中央区)
・アリク(東京都世田谷区)
・プルピエ(山形)
・KIKI NATURAL ICECREAM by micotoya(神奈川県横浜市)
・和菓子薫風(東京都千駄木)
・ココ・ファーム・ワイナリー(栃木県足利市)
・オープンブック(東京都新宿区)
・つきや酒店(東京都世田谷区)
・NOMURA SHOTEN(東京都台東区)
・パタゴニア仙台(仙台市青葉区)
・ビストロ アンティカ(福島県いわき市)
・味噌湯 志なだ

(順不同)

こちらの他にも多くの飲食店や農家の方々が参加され、過去最高の出店数となりました!

ONIBUS COFFEEでもお世話になっている「micotoya」をはじめ出店者の皆さんに共通することは、仁井田本家の考えやカルチャーに『共感』を持ち、違う業種、各々の形で発信しているということです。

イベントで提供する品々は、白砂糖・化学調味料・食品添加物の使用は一切NGで、「農薬」「化学肥料」「化学的に合成された添加物(化学調味料・保存料・防腐剤・着色料など)」「遺伝子組み換え」を使用しないものと要望もあり、ONIBUS COFFEE自慢のお菓子とデザートを用意して参加しました。

仁井田本家の酒粕バターのクレープ 江連農園の苺のコンポート添え
仁井田本家の酒粕バターのクレープ 江連農園の苺のコンポート添え

イベントでは、人気商品のバナナブレッドやグルテンフリーケーキ、ヴィーガンクッキーの他に、今回のイベント限定で作った、普段のお菓子でもお世話になっている農家さんとご縁のあった仁井田本家とのコラボレーションデザートの熱々クレープを提供しました。クレープの粉には栃木県古谷農産の有機小麦を使用しモチモチの生地に、こちらも同じ栃木県の江連農園の無農薬苺とちおとめを甘酸っぱいコンポートソースに。そこに仁井田本家からいただいた『酒粕バター』をのせたスペシャルデザート!

開催前の全体打ち合わせ
開催前の全体打ち合わせ

イベント当日は快晴(時々雨)、4月ですがまだまだ気温10℃と熱燗を美味しく呑める天候での開催となりました。

オープン前からたくさんのお客様が並んでおり、お昼頃にはなんと1000人以上の来場者数!決して来やすい場所ではないのですが、皆様の仁井田愛が見受けられました。参加店舗の皆さんも今回イベントに合わせて仁井田本家のお酒を使ったお料理・カクテル・ドリンクを用意しており、ご家族、お酒好きの方々で会場も大賑わい。

ONIBUS COFFEEにもお猪口を片手に持ったお客様がご来店。イベント限定クレープも好評をいただきました!

今回はコーヒーと豆の販売がなかったのですが、「今回コーヒーはありますか?」「いつもお家でONIBUS COFFEEさんのコーヒー飲んでいます!今日コーヒー豆の販売はしてませんか?」とたくさんの声もいただき、届けられなかったことへの反省と福島でもONIBUS COFFEEのことを知ってくださる方々と出会えたことに嬉しさを感じ、次回は必ずバリスタチームと一緒に参加したいと思います(個人的に仁井田本家の仕込み水で淹れたスペシャルティコーヒーが、どんな味わいになるのかとても気になっています)

出店者の皆さんと
出店者の皆さん

結果、想定を上回る1200人以上の来場者を記録し大成功のイベントになりました!

イベントを終えて

イベントを終えて

ご来場いただいたお客様、同じ飲食店でも様々なジャンルの方々と繋がりを広められたイベントにもなり、何よりこの盛大な感謝祭に参加する僕たちを温かく心から迎えてくださった仁井田本家の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

酒造りだけでなく、山や川、地球のことを考え環境に配慮しより良い状態を整え未来へ繋げることが不可欠である。(蔵元 仁井田穏彦さん談)

「自然酒」と「スペシャルティコーヒー」

ONIBUS COFFEEの『Mission』でもある

環境への配慮をもって、
感動する一杯と心に残るサービスを提供する。

という言葉と共通するもの、近しいものをより深く感じ取れた場にもなりました。今回の繋がりと学びチーム全体で活かし、僕たちのフィルターを通して活動、発信をしていきます!

Text by Kohei Yamanaka