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イベントレポート 〜ルミネ新宿コーヒーフェスティバル ”私とコーヒーとサステナと” 〜

イベントレポート〜ルミネ新宿コーヒーフェスティバル”私とコーヒーとサステナと”〜

暑い夏を越えて過ごしやすくなる秋は、各所でイベントが行われています。ONIBUS COFFEEも10月28日(土)29日(日)ルミネ新宿が主催するコーヒーイベントに参加しました! ”私とコーヒーとサステナと” と銘打たれたこのイベントは今年が2年目。タイトルからもわかる通り、いわゆる ”コーヒフェスティバル” ではなく、「サステナブル」をテーマにしている点がメッセージ性がありユニークなイベントです。今年は各地から様々な飲食店が集まり、2日間で3,000名近くの方にご来場いただき大きな賑わいを見せていました。
ご来場された方にはもちろん、来られなかった方にも、会場の雰囲気をこの記事でお伝えしたいと思います!

廃棄量をとことん減らす2つのサステナブルポイント!

①リユーザブルカップ

廃棄量をとことん減らす2つのサステナブルポイント!

一般的なコーヒーイベントでは使い捨てカップを使うことが多く、会場の賑わいに比例して廃棄量も多くなります。しかし、今回は「サステナブル」なコーヒーイベント。イベントからの廃棄量を減らすことに本気で取り組んでいます!

というわけで使われていたのが、このリユーザブル(=繰り返し使える)カップです。
来場者は、まず受付で一人ひとつずつカップを受け取ります。コーヒーを楽しむときにはもちろんそのカップを使用し、そして帰る際に返却します。カップはイベントスタッフにより会場内施設で洗浄され、何度も繰り返し使われます。
使い捨てカップをリユーザブルカップに置き換えるだけで、今回のイベントでは約3,000個(およそ45kg)ものごみの削減になりました。

来場者のみなさんもカップを片手に自然に楽しんでいる様子でした。リユーザブルカップを使用することがコーヒー習慣の新常識になるきっかけになりそうですね!

②コーヒーカス回収

廃棄量をとことん減らす2つのサステナブルポイント!

各コーヒーブースから出るコーヒーカスは、イベントスタッフが定期的に回収しにきてくれました。回収率はなんと100%!そして回収したコーヒーカスは、ペーパーフィルターと分別され、染物の材料にアップサイクルされるそうです。ちなみに今回のイベントTシャツのプリントは、昨年の同イベントで回収したコーヒーを染料にしたものだそう!発色も良く色落ちもしません。

通常、イベントに参加すると、水気を含んだコーヒーカスや、大量のカップごみが廃棄されるのが当然です。しかし、今回のイベントでは、徹底したリユーザブルカップの使用とイベントスタッフによるごみの分別で、ONIBUS COFFEEのブースから排出されたゴミの体積は両日ともにサッカーボール1個分くらいに収まりました!これには感激。ゴミが出ないって、それだけで気持ちが良いですね。 

奈良山園 × ONIBUS COFFEE

奈良山園×ONIBUS COFFEE

ONIBUS COFFEEでは『CSA LOOP』という取り組みに参加しています。東久留米の農家・奈良山園をパートナーにし、自由が丘店を拠点に、定期的な有機野菜の販売会と会員向け受け渡し、そしてコーヒーコンポスト(コーヒーカスを堆肥化したもの)の循環を定期的に行っています。奈良山園で収穫された野菜や果樹は、フードやデザートにも使っていて、美味しい食循環を実現させています。
今回、サステナブルがテーマのコーヒーイベントということをより多角的に来場者にプレゼンテーションするために、奈良山園もお誘いし、ONIBUSが日頃実践している『循環』の形を、新宿の屋上で再現してみました!

ONIBUS COFFEEからはペイストリーチームによる、このイベントのためのスペシャルなお菓子を用意しました。

『はちみつフィナンシェ』・・・ 奈良山園では、果樹栽培のために自家養蜂もしていて、ミツバチたちから蜂蜜をお裾分けしてもらっています。「東京百花はちみつ」と名付けられたこの蜂蜜をフィナンシェにしました。

『ブルーベリースクエアケーキ』・・・ 東京都で最大規模を誇る奈良山園のブルーベリー畑で、この夏に収穫されたブルーベリーをふんだんに使いました。ブルーベリーの果実の食感、ジャムの甘酸っぱさが味わえる満足感たっぷりのケーキです。

 『レインボーキウイマフィン』・・・ 旬のレインボーキウイという芯が赤みがかったキウイを使用。セミドライにして、甘酸っぱさと香りを凝縮してからヴィーガン生地で焼き上げたマフィンです。

そして奈良山園からは、旬の青果に加えて、生食が美味しいラティーナカブと、赤が鮮やかなラディッシュ、ルッコラなどONIBUSのコーヒーコンポストで育てたお野菜もご用意いただきました。美味しいコーヒーが、美味しいお野菜を育てて帰ってくるなんて本当に感激です!奈良山園とONIBUS COFFEEのブースで「あちらで採れたブルーベリーを使ったケーキですよ!」「あちらのコーヒーカスを堆肥にして育てた野菜ですよ!」とお互い説明していると、立ち止まって話を聞いてくれる方も多かった印象。コーヒーと野菜が繋がってるなんて、普通ではなかなか体験し得ないですが、この機会に少しでもお伝えできていたら嬉しいです。

美味しいだけじゃないイベントの意義

まとめ

サステナブルをテーマにいくつもの仕掛けがあったイベント。
2日目には、イベントの協賛企業でリユーザブルカップを提供したアサヒユウアスの方と ONIBUS COFFEE代表・坂尾のトークショーも開催されました。コーヒーラバーだけでなく、サステナビリティについて学んでいる学生さんや、感度の高い方達も多くお越しいただきました。普段と違う場所で、普段と違うお客さまと会えるのがイベントの醍醐味です。私たちが普段から取り組んでいる、原材料調達のこと、サプライチェーンのこと、顔の見える繋がりのこと、などなどサステナブルな活動を改めてお伝えできる機会となったと思います。

美味しいだけのコーヒーフェスでなく、発見や学びのあるこのようなイベントがこれからも増えていくといいですね!

Text  by Mai Yamada