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MICRO REGION SHOWCASE 参加レポート vol.5 〜オークションの趣旨説明編〜

前回まで、MICRO REGION SHOWCASE ILICINEAで行われた農園視察の様子をレポートしてきました。今日からは遂に、メインイベントのオークションについてレポートしていきます!これまでの気になる回は下記リンクからご覧ください。

                        

vol.1 概要編

vol.2 農園視察 前編

vol.3 農園視察 後編

vol.4 農園視察 サステナブル農業編

vol.5 オークションの趣旨説明編 ←今日はここ

vol.6 オークション当日編

                        

 ここで少しおさらい。MICRO REGION SHOWCASE (以下MRS)とは、2020年1月にブラジルで行われたイベントで、生豆のオークションと開催地(イリシネア)の産地プレゼン、コーヒー生産に関するシンポジウムが一緒になった全く新しいイベントです。

MRSイベントスケジュールは、

1/20 オークションロットの事前カッピング

1/21 農園視察 

1/22 オークションロットの事前カッピング

1/23 オークション本番、シンポジウム、ゲストバリスタ

こんな感じでした。このレポートは1/22に行われた事前カッピングからオークション当日までの様子を送りします。

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オークションの趣旨

コーヒーでオークションといえば国際的な品評会であるCup of Excellence(以下COE)が世界的に有名です。元はここブラジルで、グルメコーヒープロジェクトの発足を契機に、アメリカの団体ACEが1999年よりCOEを開始し、2019年10月に20年の節目を迎えたばかりです。国内審査と、国際審査による厳しい審査の末、87点以上のスコアがついた豆にその年のCOEの称号が与えられます。COEに輝いた豆はインターネットオークションにかけられ、世界中のバイヤーによって高値で落札されます。落札者は、落札したロットの出品量全量買取りが決まりで、落札価格はそのまま生産者が手にします。生産者は得た利益でさらに質の高いコーヒーを作る為の設備投資を行ったり、暮らしの向上を図ることが可能になります。農園のブランド価値を高める意味でも、COEの称号は最高栄誉の賞と言われます。

しかし、そのCOEに出品するにもいくつか条件があります。

まず、「出品〆切」があり、それまでに収穫が終わり、乾燥も終了し、出品規定の水分活性値をクリアする必要があります。また、「最小出品量」もクリアする必要があります。

上の図はブラジルの主なコーヒー産地。(図をクリックすると元のリンクに飛びます)

ブラジルでは東西南北の広いエリアにコーヒー産地が点在し、特に北と南では気温差もあり、地域によって収穫時期が異なります。全国的な平均収穫時期は5月から8月と言われていますが、国土の南に位置するエスピリトサント州は、他の地域に比べ気温が低く、収穫時期も遅くなります。また、その他の州でも、標高が高くなるにつれ収穫時期も遅くなる傾向があります。そのうようなマイクロクライメイトが要因で、COEに出品したくても出来ないという生産者は多く存在すると言います。

下写真は標高1,400m付近のアグア・クララ農園。他と比べると収穫時期は遅い。

これらのことからMRSオークションの出品〆切は、COE出品〆切の3ヵ月後に設定しており、さらに既にCOEに出品登録したロットは対象外と規定しています。これにより、遅い時期に収穫されロットも幅広く受け入れています。

さらに、最小出品量の規定が20kg台と極小量となっているのも大きなポイントです。

小規模生産者達はそもそも全体の収穫量が少なく、COE入賞が期待できるほど高品質な豆が作れても、農協やエクスポーターとの取引量を差し引くと、COEに出品するほど量が確保出来ないなど、いくつかの問題がありました。

MRSではそのような諸問題を抱えた生産地、生産者をフィーチャーしています。「気温が低いエリアで収穫時期が遅い」、「標高の高いエリアで収穫時期が遅い」、「収穫量が少ない」などの理由により、先のCOE出品を断念してきた生産者達も幅広く受け入れるため、出品〆切時期をCOEより遅く設定し、最小出品量も抑える体制を取っているのがMRSオークションの最大の特徴です。

それにより、これまでほとんど知られてこなかったマイクロリージョンがこのオークションで陽の目を見ることが出来るとキュレーターのフェリペは言います。そしてこれがMICRO REGION SHOWCASEという名の由来になっています。

さらに、落札したロースターは自国でその豆を出来る限り高額な値段で販売して欲しいとフェリペは言います。それは、「ブラジルではこんなに素晴らしい品質のコーヒーを作っているとアピールし、世界に向けて宣伝して欲しい 。そしてブラジルコーヒーのイメージを変えて欲しい!ブラジルのコーヒー産業を担うほとんどは小規模生産者。彼らが作った豆で変えていきたい!」という願いからです。

 

下写真はオークションに出品した生産者とそれを落札した参加者達。

ここまで、オークションの趣旨、概要でした。ここからは実際のオークションについてレポートします!

 

 

カリブレーション

オークションロットの事前カッピングを行うこの日、まずはキュレーターのフェリペによる産地の説明と、参加者達によるカリブレーションのカッピングを行いました。

 

軽くスコアを付けながら、参加者同士のカリブレーションをした後は、実際のオークションロットのカッピングを行います。

 

ここで、オークションに並ぶ全カップを事前にテイスティングし、明日の本番でどの豆に入札するか絞り込んでいきます。この時点で、参加者の目付きが変わっていきました汗。

このイベントは、全国の生産者から集められたロットのうち、事前審査を通過したスコア88点以上の豆のみがオークションのテーブルに並びます。実際に規定ではそうです。そのこともあり、カップに対する期待値も相当高かったですが、正直に、(次回以降是正の期待も込めて)あえて厳しいことをいうと、全てのカップが88点以上あるとは思えませんでした。中には86点くらいかな〜?!なカップもありました。ただ、ほとんどCOEレベルのカップであることは間違いありません。

この日は全てのオークションロットを時間をかけてカッピングし、ここで落札したい豆の候補を3つ程度に絞りました。

 

・・・・

 

はい、今日はここまでっ!

次回はいよいよオークション本番!このブログもようやく完結!!ONIBUS COFFEEはどんな豆を落札したのか??超限定ロットの詳細をやっとお伝えします笑。

乞うご期待!!!

 

つづく